WineList 【 F-3590 】
春先から雨が多くて日照時間は少なく、糖度が上がるのに時間がかかりました。そのため収穫は例年より遅く、ブドウが完熟した状態で行われました。気候の関係から、選果作業を厳しく行ったため、収量がとても減っています。
「歓喜と悦楽」を意味するジゴンダス ジゴンダスの畑はローヌ河左岸に位置し、古代ローマノ町の東に広がる。村名はラテン語で「歓喜と悦楽」を意味する【joconditas】に由来する。グルナッシュ種を主品種とした濃厚で骨格のある赤と若干のロゼを産出しているが、特に赤ワインの品質向上が目覚ましく、優れたシャトーヌーフ・デュ・パフと並ぶ、南ローヌを代表する赤と称賛されるほどに成長した。 (小阪田嘉昭監修 フランスAOCワイン辞典より引用)
ジゴンダスの中心に位置するドメーヌで、年産は約6000ケース。うちジゴンダスは約3,300ケース。 美しい輝きのガーネット色のローブ。黒果実やフルーツジャムを想わせるアロマがあり、タンニンもしっかりとした肉付きのよさが感じられるワインです。 2000ヴィンテージがパーカーに世界のBest100の14位に取り上げられて以来、常に入手難のワイン。
ジゴンダス村のほぼ中心に位置するドメーヌ。現在のオーナー、ギィ・ブティエール氏は4代目。代々引き継がれてきたブドウ畑を管理し、ワインをつくっています。畑はジゴンダス村の平地部分に13ha、地質は赤土の粘土質で樹齢60年〜70年のグルナッシュ、他にムールヴェードルとサンソーを植えています。もう一箇所、霊峰ドンテル・ド・モン・ミレイユの麓、標高400メートル付近の急斜面に、段々畑状に2〜3haの畑があります。地質は粘土石灰質で、樹齢30年ほどのシラーが植えてあります。コート・デュ・ローヌA.O.C.の畑は、ジゴンダス村から北へ数キロ「サブレ村」にあります。発酵はステンレスタンクで行い、その後コンクリートタンクで1年、大樽で1年熟成します。