Wine List 【 F-2541 】

しなやかで、伸びのある辛口
Jurancon Sec

 2008年に鬼才と呼ばれた父ディディエが亡くなり、その重責を引き継いだ息子のルイ=ベンジャマンと娘のシャルロット。
しかし、この不幸な事故の後も、多くの優秀なスタッフにも支えられたダグノー家のワイン造りは一歩も後退することなく、着実に前へ前へと進んでいます。
そして、そのたゆまぬ進化が認められ、仏のワイン専門誌であるLa Revue du Vin de France(ラ レヴュ デュ ヴァン ド フランス)は、ルイ=ベンジャマン ダグノーをVigneron de l'annee 2016 つまりワインメーカー オブ ザ イヤー 2016として選出しました。

これは、単に父ディディエの手法を模倣するのではなく、彼自身が造りたいと思うアプローチで、さらに高い品質を求めて挑戦してきたからにほかなりません。彼が目指すのは、ソーヴィニヨン ブランらしいフレッシュさがあり、飲みやすさがあり、芯の強さがあるワイン。

そして、栄誉ある賞の受賞よりも嬉しいと語るのは、丹精込めて造られたワインたちが、多くの人のテーブルで飲み干される事だと言います。

試練を乗り越え、新たな高みへと挑戦するダグノーのワインです。 


 

ドメーヌ ディディエ・ダグノー、
レ ジャルダン ド バビロン
ジュランソン・セック 白

Domaine Didier Dagueneau
Les Jardins de Babylone
2011 & 2012 Jurancon Sec 750ml


産地 : フランス、南西地方、ジュランソン・セックAC
生産者 : ドメーヌ・ディディエ・ダグノー(ルイ ベンジャマン ダグノー氏)
醸造責任者 : ルイ・ベンジャマン・ダグノー氏
ブドウ品種 : プティ クルビュ、グロ クルビュ、グロ マンサン、ローゼ、カマラレ
樹齢 : 年
単位収量 : hl/ha
醸造 : 樽にて発酵させ、450Lから600Lほどの樽にて熟成
アルコール度 : 12.5%(2011Vnt)、14%(2012Vnt)
タイプ : 白ワイン。辛口
サービス温度 : 10〜13℃
評価 : ラ・ レヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスで、ルイ=ベンジャマン ダグノーをワインメーカー オブ ザ イヤー 2016に選出

ディディエ ダグノー氏と旧知の仲であったギイ ポトラ氏とのコラボレーションで生み出されるジュランソンのワイン。
ダグノーブランドのジュランソンといえば甘口ワインが有名ですが、このワインはプティ クルビュ、グロ クルビュ、グロ マンサン、ローゼ、カマラレといった固有品種を用いてドライな飲み口のワインに仕上げました。

香りには複雑さと芯の強さがあり、味わいにはフレッシュさとシャープな酸味、ほろ苦さ、凝縮した果実味が感じられます。余韻も長く複雑さのあるもので、飲み手の好奇心をくすぐる表情豊かなワイン。

 
 

 ■□■□ ディディエ・ダグノーのワイン □■□■

F-2540 ディディエ・ダグノー、シレックス 2012 (プイーィ・フュメ)

F-2542 ディディエ・ダグノー、ブラン・フュメ・ド・プイーィ (プイーィ・フュメ)

F-2543 ディディエ・ダグノー、プュール・サン (プイーィ・フュメ)

F-2544 ディディエ・ダグノー、ビュイソン ルナール (プイーィ・フュメ)

F-2541 ディディエ・ダグノー、レ・jタルダン・ド・バビヨン (ジュランソン・セック)

F-2545 ディディエ・ダグノー、レ・jタルダン・ド・バビヨン500ml (ジュランソン)甘口

  

 

Domaine Didier Dagueneau インポーターのHPより転載)
ピュイ フュメのトップワイナリーであり、ロワール最上の生産者の一人にも数えられるディディエ ダグノー氏が急逝したのは2008年の9月。あまりに突然の訃報に多くの悲嘆と混乱の声を耳にしました。あの痛ましい事故から2年、ワイナリーとしてのディディエ ダグノーは、歩みを止めることなく挑戦を続けています。

現在は、ディディエの子息であるルイ ベンジャマン ダグノーが多くのスタッフと共にワイン造りにあたっています。偉大なる父を持ったプレッシャーは計り知れないものですが、父の哲学でもあった「挑戦」と「不屈の闘志」を心に秘め、素晴らしいワインを生み出しています。

しかし、偉大なる父が残したのは、哲学や精神といったものだけではありませんでした。長年にわたって細部まで手入れをされてきた畑は、コンディションが非常に良く、ピュアなテロワールの表現を可能としています。その畑を管理しているのは、長年一緒に働いてきた経験豊富なスタッフ達で、その人数も通常のロワールのワイナリーでは抱えきれないのではと思うほどに豊富です。ひとつひとつの区画に専門のスタッフを配し、さらにはトラクターなどの農機具も区画ごとに多数・多種用意されています。畑のケアという観点においては、ここまで恵まれた環境自体が稀です。醸造所においてもプレス機や醸造槽、熟成用の樽など、ありとあらゆる設備・資材が最上のもので準備されています。

確かにディディエ ダグノーはロワールで最も成功した生産者です。一代でこれほどまでの名声を勝ち得た生産者は他に類を見ません。しかし、名声や成功に甘んじることなくワイン造りに打ち込んでいたことは、栽培や醸造をめぐる環境を見れば明らかです。彼はワイン造りで得た多くの財を再びワイン造りに投資していたのです。完璧とも言える設備や環境はそのままワインの品質を支え、ディディエ ダグノーのワインを更なる高みへと昇華させました。

「恐れることは何も無い、ただ魂をワインに込めるのみ。」

異端児とも言われる氏ですが、ただ実直にワイン造りに打ち込みたかっただけなのかもしれません。

父、ディディエ ダグノーが残した大いなる遺産は、残された者に希望と勇気を与えました。子息のルイ ベンジャマン ダグノー氏が、ワインの熟成を見守ったヴィンテージや醸造を担ったヴィンテージをテイスティングすると、揺らぐことの無いディディエ ダグノーの味わいがそこにあります。ここまで軸がぶれないものなのかと驚きを隠せませんが、畑やワインに注がれた愛情の深さを知れば納得の仕上がりであるとも言えます。父から受け継いだ大いなる遺産は、素晴らしいワインを生み出すために必要なありとあらゆる哲学、環境、設備です。しっかりと大地に根ざしたディデエ ダグノーのワインは、揺らぐことなく感動を与えてくれます。

 


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