Wine List 【 Ci-700

紹介コメント抜粋:
「ペドロ・パッラ氏は、花崗岩土壌が緊張感あるテンションをワインに与え、前方に沢山のフレーバーを表してくれると述べ、またシスト土壌が垂直的なストラクチャーを形成し、パワフルなタンニンを与えると言います。天然酵母によって醗酵されたワインには素晴らしくピュアで鮮やかな黒果実や石、ミネラルキャラクター、華、赤果実の風味があり、ミディアムボディで病みつきになる味わい。」

 

 

 

 

ペドロ・パッラ・イ・ファミリア
2017 ペンコポリターノ

Pedro Parra y Familia
2017 Pencopolitano


産国

チリ、セントラルヴァレーDO。イタタ地区、カウケネス地区

生産者

ペドロ・パッラ・イ・ファミリア

土壌

古生代の赤く風化した花崗岩質土壌

無農薬、無灌漑のブッシュバイン仕立て

品種

サンソー65%、カリニャン27%、パイス8%

樹齢

サンソー59年、カリニャン60年、パイス190年

収獲量

1本の木から 0.8kg〜1.5kg の収穫

醸造

醗酵:天然酵母使用、ステンレス・タンク醗酵   熟成:50%フードレ(25hl)と大樽(50hl&14hl) 1年熟成

アルコール度

14.5度

容量

750ml

生産量

14,400本

タイプ

赤ワイン。ミディアムフルボディ

サービス

15℃〜17℃。 now 〜 2022

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

評価

Decanter誌2018年12号:「死ぬまでに飲む10本」で紹介
ティム・アトキン: 93点
「テロワールのエキスパートが選んだ素晴らしく複雑なキュヴェを使用。スパイシーで、舌の掴みが強く、印象的なほどフレッシュ」

フレッシュな赤系ベーリーやチェリー、リコリスのアロマ。透明感のある果実味で、艶やかさと花崗岩由来のミネラリックな要素を持つ。線が長く凝縮感も持ち合わせる優れもの。
美し過ぎる鮮烈な果実味とセンセーショナルなタンニンに酔いしれます。

ペンコポリターノ:チリ南部イタタ地区の町の名前
イタタ、カウケネスのブドウの平均樹齢は古いもので100年を超えます。これらの地域特性を表現するため南部の町の名前が使用されています。

 


ペドロ・パッラ氏

 

Pedro Parra y Familia

クロ・デ・フ の共同オーナー、世界が最も注目するテロワリスト「ペドロ・パッラ氏」が家族の為に立ち上げた究極のドメーヌが「ペドロ・パッラ・イ・ファミリア」です。
ガリシアやバローロ、モルゴンを髣髴させる未知なるテロワールに注目したパッラ氏が南部ブドウに目を向け産み出す、世界のワインファンが注目するテロワールブランドです。 

15年間のコンサルティング業を経験する中で、フランスのように“息子や娘と一緒に育てていく”そんなワインを造ることを大きな目標としてきました。そして2015年待望の自身のドメーヌを設立。世界各国の土壌を見てきたパッラ氏が、最後に選んだのが生まれ育ったチリ南部、冷涼なコンセプション近隣の沿岸部、無灌漑・無農薬で育てられてきた古木が残るビオ・ビオ、イタタ、カウケネスの沿岸部でした。3億2千年前の石英が多くまれた花崗岩質土壌と冷涼な気候、古木の存在。パッラ氏が理想とするテロワールがそこにはありました。チリ南部の田舎町、長年に亘る大手資本の搾取やパルプ産業による植林から、200年もの間、大切に畑を守り続けた勇敢なヴィニェロン達の功績を称え、また彼らを守る事をライフワークとしワイン造りを行います。
ペンコポリターノのブドウは80%がイタタ地区、20%をカウケネス地区産。好条件が揃う小規模農家が所有する4つの畑を厳選しています。

2017年ジャンシス・ロビンソンMW女史は現地を訪問し、南部チリに注力してきたパッラ氏の活動やインタビュー記事を紹介し、南チリ最高峰のワインと称賛。
2018年にはティム・アトキンMW氏もチリを訪問。パッラ氏のチリワイン業界への貢献を紹介し、彼のワインへも高い得点をつけています。

 

パッラ氏のワインが生まれる3地区
パッラ氏が45年の歳月、世界9カ国2万5千箇所の地質調査でたどり着いた一つの答えとして選んだ三地区。
カウケネス:マウレ地方の中心地で、パッラ家では、マウレ南部の沿岸地域に位置する畑からカリニャン、シラー、カルメネールといったこの地に古くから栽培されているブドウ品種を使用します。日照量はありますが、爽やかな気候で、年間450〜800ミリ程の雨が降ります。
ブドウの樹齢は30〜60年と古いものが多く、地形は緩やかな傾斜があり、赤い粒状の花崗岩質土壌で、その中に豊富なクオーツ(石英)が含まれている事が特徴です。
イタタ:古い歴史を持つワイン産地です。南部中心の町、コンセプションからは車で35分程の距離に位置しています。この地では、古木のサンソーやマスカット、パイス、マルベック、更にはカリニャンが栽培されて樹齢の古いものは100年を超えるものも存在します。パッラ家では、サンソーやパイスをこの地区から収穫します。ブドウ畑の地形は、傾斜が30度程にもなる地区で、海岸沿いということで海の影響から冷涼な気候を有します。
土壌は赤みがとても強く、粒状の花崗岩質土壌でそこに含まれるクオーツは非常に細かくいものです。
ビオ・ビオ:この地は、チリワにとって歴史的な街で、約300年前レレという町から全てが始まりました。ビオ・ビオ地区にはこの地区分断する形で走るビオ・ビオ川があります。当時ヨーロッパから侵略してきたスペイン人と原住民間の戦争が生じた際に、戦いの境となった川です。この地には、今も所々に古いブドウ木が残り、大切育てられている風景は、パッラ氏にとっては美術館のような場所になっています。フロリダとサン・ロセンドの地区より、パッラ家では樹齢120年にもなる古木のサンソーとそしてマルベックを収穫します。 
 

 

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