Wine List 【 Ci-3153 】

麻袋入りのチリの赤

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ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネソーヴィニォン Vino de Eyzaguirre 2003 CabernetSauvignon 産地 ： チリ、コルチャグア・ヴァレー 生産者 ： エィザグィーレ社 ブドウ品種 ： カベルネソーヴィニォン100％ アルコール度 ： １3．５° 容量　：　７５０ml タイプ　：　赤ワイン。　フルボディ 深く、濃い紫系の黒色で、落ち着きのある色相。トップノーズは果実味たっぷりで凝縮感があり、その後ローストした木、ココア、バニラ、そして少し黒ユリの花やピートモスのような香り。さらりとした口当り、適度な酸味と樽からのタンニン。タバコのような味わいと土の味。

以前は「サンフランシスコ・モスターザル」の名前でインポートされ「麻袋入りワイン」で親しまれているチリ産のカベルネソーヴィニォン。 その時には、何故チリワインなのに「サンフランシスコ・デ・モスターザル」なんて名がついているの？アメリカに売り込みたいからなのか？などと推測していました。 やはりそれに近い経緯のようでした。。西海岸向けに販売するためにアメリカのバイヤーが付けてそうです。このワインが、1999/11/03付「オークランド・トリビューン」紙のジェリー・ミード氏のワインコラムに掲載されて以来、西海岸で爆発的に売れたといいます。下記は輸入元が、その記事を訳して届けてくれました。 Wine in a bag 「バック入りワイン」オークランド・トリビューン紙1999/11/03 ------ Wｒitten by Jerry Mead 私はいつも風変わりな、また、特殊なパッケージなワインは良くないものと疑っている。ボトルが魚の形だったり、プラスチック製のストローで覆われていたりすると、不味いワインを売るための巧妙な仕掛けだとつい思ってしまう。度々だまされているからだ。初めて目の粗い麻袋に入ったチリ産のカベルネを見かけたとき、すぐに私の頭の中は何か仕掛けのあるワインではないかと、警戒心でいっぱいになった。まやかしのワインだ！！これは疑いもなく、この袋は現代版演出のトリックに違いないと。 「麻袋」は非常に古いオリジンで、カートンボックスも無い時代に、まだ舗装されていない悪路の輸送で、この袋でワインが割れるのを防いだのだ。 アメリカのインポーターがこの袋入りワインをチリで初めて目にしたとき、彼らはすぐにその市場性のあることを見抜いた。そして、ワインを試飲し、その素晴らしい味を発見し、このワインの銘柄名がたとえ英国系米国人にとって発音しにくいものであっても、必ず売り込みに成功する勝利者となることを確信した。単に「バック入りワイン」をと、名指しさえすれば良いのだから。

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