タスマニア州
(Tasmania)


タスマニア州の葡萄栽培とワイン造りは、ニュー・サウス・ウェールズ州を除くどの州よりも長い歴史があります。しかし、1860年から1960年までの100年間は、事実上、葡萄栽培はおこなわれませんでした。タスマニアの気候は葡萄栽培に適さず、葡萄栽培をすることは困難だと公式的な判断が下されていたからです。しかし、試験的な葡萄畑が各地に広がるとともに、気候に関するデータがそろい始め、多種多様な気候があることがわかり、公式見解がまちがいでありことがはっきりしました。

1996年にタスマニア州には458haの畑があり、そのうちの311haから144tの 葡萄が収穫されているといいますから、極めて少量であることがわかります。
今、タスマニアで最も期待を寄せられているのは、ピノ・ノワールです。かって、葡萄栽培に適さないと言われた冷涼な気候が、オーストラリアでまだ適地を得ていないピノ・ノワールに適しているとみなされ、挑戦が続けられております。それに続き、やはりドイツなどの冷涼気候に適したリースリングと言われております。

栽培地域は、北と南の2地区となります。

クィーンズランド州 ニュー・サウス・ウェールズ州 タスマニア州 ヴィクトリア州 南オーストラリア州 西オーストラリア州 サウザン・タスマニア ノーザンタスマニア 20ベンディゴ 31ピレネーズ 26キング・ヴァレー 27マセドン・ランジ&サンブリー 25グレート・ウエスタン 24ゴウルバーン・ヴァレー 22ジーロング 21ファー・サウス・ウエスト・ビクトリア 32ヤラ・ヴァレー 23ギップスランド 28モーニングトン・ペニンシュラ 29マレー&サンレイシア・ミデューラ

33. ノーザン・タスマニア Northern Tasmania

34. サザン・タスマニア Southern Tasmania