Wine List 【 Aｒ-4670 】

別世界への扉が静かに開く
自然にして超越的な凝縮度

無灌漑の古木と伝統的な醸造が
マクラーレン・ヴェールの真価を描き出す
Eclipse
高評価、期待の新ヴィンテージ！

　

　

　

　

・・・グルナッシュにシラーズをブレンドしたエクリプスが置かれた。

濃密な色を見て緊張した。

そして口をつけた途端、凡百のワインとは異なる精神の集中に打たれ、峻厳な気配に姿勢を正すこととなった。
だがそれはドラマの序奏に過ぎず、以降は異次元の世界へと連れ去られた。(Winert 26号より転記）

Winert26号のオーストラリア特集では、南オーストラリア州のトップを切って、
４ページにわたりヌーン・ワイナリーが紹介されました

　

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ヌーン・ワイナリー、エクリプス

Noon Winery. 2008 Eclipse

産地 ： 南オーストラリア、マクラーレン・ヴェール
生産者 ： ヌーン・ワイナリー（ドリュー＆リーガン　・ヌーン夫妻）
ワインメーカー　：　アンドリュー・ヌーン氏
畑　：　自社畑は４ha。「ワイナリーブロック」は1934年に、「バックブロック」は1943年に植えられた。無灌漑。
土壌：（マクラーレン・ヴェイル）砂の混ざったローム質の土壌が粘土質の上に広がります。（ラングホーン・クリーク）深く堆積した粘土・ローム質です。
ブドウ品種 ： 　シラーズ５０％、グルナッシュ３８％、カベルネ・ソーヴィニヨン１０％、グラシアーノ２％
樹齢　：　グルナッシュ（ブッシュ・ヴァイン）は1934−1943年に植樹、シラーズは1962年に植樹、カベルネ・ソーヴィニヨン1970年代に植樹、グラシアーノは1990年代に植樹。
収量　：　１．５−３トンha　　。
発酵・熟成　：　手摘みで収穫後、開放型発酵槽で仕込みます。圧搾は小さなバスケットプレスで手作業にて行われます。熟成はアメリカ産とフランス産の小樽（300リットル、約10−20％が新樽）、さらにフーダーサイズの大樽で18ヶ月行われます（オークが突出しないように新樽は少なめ）。清澄、ろ過なしで瓶詰め
アルコール度 ： １５．５％
容量　：　７５０ml
平均生産量　：　約12000〜24000本
（古樹は気候に敏感に影響をうけ、それにつれ醸造も変わるため、生産量は年によって変わります）
タイプ　：　赤ワイン。　フルボディ
飲み頃　：　若いうちは美しい紫の色調といきいきとした勢いのある力強さをお楽しみいただけます。約4〜5年で熟成しはじめ、だいたい10年目以降から熟成した味わいとなります。
パーカー・ポイント　：　９９点
★過去のパーカーポイント　2007：94点、2006：97点、2005：95点、2004：94点、2003：94点、
2002：97点、2001：94点、2000：92点など

　

　

　

　

■インポーターのテイスティング・コメント■　
2008ヴィンテージは、とてもブドウの完熟感あるワインに仕上がりました。果実味豊かですばらしく濃厚なアロマからは、キルシュや黒スグリのニュアンスが感じられます。非常に芳醇な風味には果実の甘みがストレートに感じられ、柔らかな酸とあいまって、今すぐにでも十分に楽しめる味わいです。また、しっかりとしたタンニンと豊かな構造を持ち、よく熟成するであろうことを予感させます。2008ヴィンテージはその良いバランスと構造が特徴です。

■2008ヴィンテージのワインについて■
2008ヴィンテージ以前のヴィンテージについては、セパージュは基本的にグルナッシュ約65％、シラーズ約35％くらいでした。しかし、2008ヴィンテージからは、若干方向性を変えて更に高い味わいを追求しました。その鍵となったのが、ほんのわずかにブレンドされたカベルネ・ソーヴィニヨンとグラシアーノです。結果として、よりまとまりと複雑さのあるエクリプスが誕生しました。もともとのエクリプスらしさを残しつつ、4つの品種それぞれの良さを最大限引き出すことに成功しました。バージョンアップした味わいをお楽しみいただけるでしょう。

　

ヌーンは赤ワインのみを生産している、家族経営の小さなワイナリーです。ミネラルに富んだフルボディの赤を作ることに力を注いでいます。
ドゥリューとリーガンのヌーン夫妻がこの家族経営のワイナリーを引き継いだのは、1996年10月のことでした。彼らの経営の元での初ヴィンテージも1996年です。
ヌーン･ワイナリーでは古樹からとれるブドウを主に使用しており、それらは台木を使用していません。畑はそれぞれ、1934年から1943年にかけて植樹されたグルナッシュが4ha、1962年植樹のシラーズが1.6ha、1972年植樹のカベルネが1.2haです（シラーとカベルネの畑は、ラングホーン･クリークの友人の所有）。そして1998年にはグラシアーノが植樹され、2008ヴィンテージよりエクリプスにもブレンドされています。
（奥様のリーガンさんは、アーティストでもあり、ラヴェルは彼女のデザインによるもの）

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