産地 ： オーストラリア、西オーストラリア州、マーガレットリバー（２）
オーナー ： マイケル・ペターキン
ワインメーカー ：マイケル・ペターキン
品種 ： シャルドネ
発酵・熟成 ：　フレンチ・オーク樽発酵･熟成。マロラクテック発酵１００％
アルコール度 ： １4．０％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　白ワイン。オーク樽熟成した複雑な辛口
スクリューキャップ採用

新樽50％、残りは2年目を使用。100％マロラクティック発酵をすることによりワインの風味に深みのある、長い余韻を持たせており、12ヶ月樽で熟成中にバトナージュを行い口当たりを滑らかになっています。
やわらかく快いスパイシーな樽香と花の香り。白桃、ネクタリンが口一杯に広がり、ほのかに澱からの風味を感じる。通常クリーミーな口当たりが特徴のワインだが、まだ堅さが残ており、2018年以降が楽しみ。

1988年に植え付けを始めた単一畑から造られるピエロの長命なフラグシップワインでオーストラリアのトップ５にあげるワイン評論家も多い。

　　

マイケル・ペターキンがワインの魅力に引き込まれたのは、医学生の頃スワン・ヴァレーにあるホートン社で醸造家ジャック・マンの経験談を聞き彼のワインを味わった瞬間でした。さらに彼はヴァス・フリックスの初期のワインに感銘を受け、翌週にはマーガレットリバーを歩き回ったといいます。

1976年、ローズワシー大学でブドウ栽培とワイン醸造課程を習得し、1980年にはピエロ社を設立しました。最初のヴィンテージまでの３年間は、コンサルタントとしてカレンズ、アルクーミ、シャトー・パーカーなどで醸造を行い、ケーペル・ヴェィル・ワインズの設立にも携わりました。
ヨーロッパの伝統的な手法の良いと思われる部分を取り入れ、高い栽培密度、ミミズを使っての土壌改良及び通気性の向上、ブドウ樹根元に置いた石による太陽熱の吸収などの方法を用いたブドウ栽培を行っています。
ワイン・アドヴォケイトでの高得点、また1998年にカレンで行われた世界のトップ・シャルドネを集めた「カレン・インターナショナル・シャルドネ・テースティング」ではキスラー、ルフレーブ、ルロワ、マルキ・ド・ラギッシュ、セインツベリーなど錚々たるワイナリーを抑えて、総合第２位に輝いた実績もあります。

　

ファイアー・ガリーのブランドは同名の畑で栽培されたブドウから造られたワインです。ペターキンは中国に大変関心をもっており、太極拳も行います。ラヴェルにファイアー・ガリーを漢字で「火谷」と記したのは、ペターキンの中国好きからのものです。
おもしろいラヴェルです。