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Cotarella リッカルド・コタレッラ
1948年ウンブリア州オルヴィエート近郊のモンテルヴィアーノ生まれ。コタレッラ家は、ワイン生産家であり、リッカルドも幼少の頃からワイン造りに参加した。イタリアで最も権威あるコネリアーノ‐ヴェネト校で醸造学を学び、1968年に学位を取得。1982年頃からフリーのエノロゴとしての活動を開始。現在では、約60ものワイナリーのコンサルティングを行っており、超一流のエノロゴとしての名声を不動のものとしている。
2001年には、ガンベロロッソ誌が選出する『エノロゴ・オブ・ジ・イヤー』を受賞。『イタリアのミシェル・ロラン』とロバート・パーカー氏に賞賛される。また、ボルドーの4つのシャトー(メドック2級格付けのコス・デストゥルネルを含む)とも契約しており,フランスで活躍する唯一のイタリア人醸造家としても知られている。
コタレッラ氏のエノロゴとしての哲学は、『土壌の選択から瓶熟成に至る全ての過程をしっかり管理することによって良いワインを作る』ということであり、その中でも下記の5つのポイントを重要視している。
@ 土壌の選択 … 土壌と気候が良い品質を生む。
A 1ha当りの苗木数
B ぶどうの房の選別
C ワインへのリスペクト(敬意)
… 原料ぶどうの品質を損なわずにワインを作る。
D 幅広い知識と情熱
コタレッラ氏の活動は、エノロゴとしての技術的な指導にとどまらず、ジャン・ジャック・プリュース氏と共同で1994年に設立したエクスポートユニオンオブイタリアにおいて商業的な指導も行ない、イタリアワインを世界的に普及させるために尽力している。