1997年、建築関係のカラーリストであったトビー・ヒル氏が、カリフォルニアにおける
ピノ・ノワールの銘醸地として知られる冷涼な産地、アンダーソン・ヴァレーに設立。
2002年メンドシーノ郡、コンプチに位置するピノ・ノワールの銘醸畑”オプンランダー・ヴィンヤード”の畑を持つ生産者
”シャンデル・オプンランダー社”がブランド立ち上げをあきらめた際
ヒル氏がたった4つの樽を譲り受けたことから彼のワイン造りが始まりました。
当初はアーティストとして、ワインのラベルに自身のアートを表現したいという思いから始まりましたが
いつしかワイン全てをプロデュースしたいという新たな芸術家的野望が芽生え
<視覚>から<感覚>の芸術へと完全に移行していきました。
独学で醸造学を学び、芸術家としての感性を随所にワイン造りに活したワインは
堅実でありつつも洗練され、芳醇且つ優美な旧世界のスタイルを感じさせます。
2010年にはアンダーソン・ヴァレーの最優秀ワイナリーに選ばれ、その後も彼のワインは高い評価を集めています。
フィリップス・ヒルのワインが生まれるメンドシーノA.V.A.内の銘醸地
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アンダーソン・ヴァレーA.V.A.・・・
沿岸のヴァレーフロアー(谷床)の傾斜地
(標高182m)
銘醸ワイナリーが目を付けるブルゴーニュ、そして、アルザス品種の銘醸地。
(フィリップス・ヒルが所有する畑
: トゥールーズ・ヴィンヤード)
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メンドシーノ・リッジA.V.A.・・・
小高い山の尾根が続く沿岸部 (標高400m)
山岳地域に広がる沿岸産地。わずか36haのカリフォルニアで最初にして唯一、隔絶したA.V.A.。標高は少なくとも365m以上が条件で“空に浮かぶ島(Island
in the Sky)”という名がつく。
(フィリップス・ヒルが所有する畑
: ヴァレンティ・ヴィンヤード)
■ コンプチ地区・・・
新A.V.A.認定への期待が高まる沿岸部 (標高182m)
新たなA.V.A.として認証される予定。アンダーソン・ヴァレーの北西8km。たった4畑しか存在しない、注目の気候地帯。フィリップス・ヒルの畑は1998年から1999年に植えられた7haの一番古い畑。その可能性が認められ注目の5種のクローンが栽培され、最も注目されている。
(フィリップス・ヒルが所有する畑
: オプンランダー・ヴィンヤード)
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