WineList 【 Us-365 】

サンテミリオンと決別した男が
新世界で生み出したシンデレラワイン

 

ロバート・パーカーが
「カリフォルニア版シャトー・ムートン・ロートシルト」
「ナパ・ヴァレー最上のカルトワインと競争できる」
と断言した
CabernetSauvignon

カリフォルニアのカルトワインとしてすぐに名前が挙がるのがスクリーミング・イーグル,ハーラン・エステート,コルギン,ブライアント・ファミリーだが,これらは全てナパ・ヴァレーで造られるカベルネ・ブレンドのワインだ。唯一の例外は,南カリフォルニアのサンタ・バーバラに位置するシネ・クア・ノンだろう。
その南カリフォルニアに
新たなカルトワインが誕生した。
1996年にサンテミリオン出身のフランス人Stephan Asseoステファン・アセオによりPaso Roblesパソ・ロブレスに創設されたワイナリー<
ラヴァンチュール>だ。


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ラヴァンチュール、 カベルネソーヴィニォン

L'Aventure. CabernetSauvignon 2007


生産地 : カリフォルニア、パソ・ロブレス
生産者 : ステファン・アセオ
ワインメーカー : ステファン・アセオ
ブドウ品種 : カベルネソーヴィニォン95%、プチ・ヴェルド5%
単位収量 : 2トン以内/エーカー
発酵・熟成 : 小さな区画ごとに100%除梗され、破砕され、発酵前に低温マセレーションを行って果実味を抽出し、ステンレスタンクでアルコール発酵後、100%新樽のフレンチオークでマロラクティック発酵と15ヵ月間の熟成。無清澄。無濾過で瓶詰め。
アルコール度 : %
容量 : 750ml
生産量 : ケース
タイプ : 赤ワイン、フルボディ

ロバート・パーカーが「カリフォルニア版シャトー・ムートン・ロートシルト」,「ナパ・ヴァレー最上のカルトワインと競争できる」と断言したカベルネ・ソーヴィニョンを主体とするキュヴェ。
カリフォルニアのカルトワインの代名詞であるコルギンと同等の尋常ではない低収量で収穫された選りすぐりの自社畑の葡萄のみで醸される。
2006Vntはカベルネ100%だったが、この2007Vntは5%だけプチ・ヴェルドが加えられている。

 
<ワイン・アドヴォケイト掲載のロバート・パーカーのコメント>
■2007ラヴァンチュール<カベルネ・ソーヴィニョン> 94+点
もう一つの長距離ランナー,カベルネ・ソーヴィニヨン2007は今後15年から20年追いかける価値のあるワインだ。石墨,クレーム・ド・カシス,春の花,土のクラシックなアロマを有し,大きく,憂鬱なほど内気でフル・ボディなカベルネ・ソーヴィニヨンであり,多分恐ろしく凝縮され強烈過ぎて今は攻略できないが,3,4年の瓶内熟成を経てこのワインはナパの北海岸のカベルネ・ソーヴィニヨンと同様,進化するであろう。砕いた石,クレーム・ド・カシス,石墨,フル・ボディの力強さ,すばらしい凝縮感,純粋さ,そして飽和状態の紫の色調,全てがそこにあり,全てが輝かしいワインと暗示している。ところで,これはカベルネ・ソーヴィニヨン95%とプティ・ヴェルド5%のブレンドである。飲み頃:2013〜2025+年。

 

  
 

パソ・ロブレスは,カレラなどが本拠を置くモントレー地区と,オー・ボン・クリマやシン・クア・ノンが本拠を置くサンタ・バーバラ地区の間に位置する新興産地で,1980年代後半から注目を集め始めたエリアだ。この地を「ローヌ系品種の新天地」として早くから高く評価していたフランスのシャトーヌフ・デュ・パプの重鎮ドメーヌ・ベラン(シャトー・ド・ボーカステル)は,アメリカの輸入代理店ロバート・ハース(ヴィンヤード・ブランズ)とのジョイントベンチャーでTablas Creekタブラス・クリークを設立し,1987年にワイン造りに進出している。また,ブライアント・ファミリーやパルメイヤーなどを手掛けたカリスマ・ワインメーカーHelen Turleyヘレン・ターリーの弟で,フロッグス・リープの共同経営から離れたラリー・ターリーも1993年にパソ・ロブレスにワイナリーを設立している。近年ではマニア垂涎のシラーのカリスマ的造り手サクサムなどもこのパソ・ロブレス本拠を置いている。

ラヴァンチュール・ワイナリーのオーナー兼ワインメーカーのステファン・アセオは,ブルゴーニュのマコン醸造学校で学んだ後,1982年にボルドーでドメーヌ・クルテイヤックを設立してワイン造りを始めた。その後,家族と共にサンテミリオン・グラン・クリュのシャトー,フルール・カルディナールとコート・ド・カスティヨンのシャトー・ロバンを購入し,15年間,独立独歩のヴィニュロンとして,また,細部にまで拘る職人的ワインメーカーとして,所有シャトー以外にも10以上のシャトーの醸造コンサルティングとして活躍していた。

しかし,定められた葡萄品種や製法の要件を満たさなければ,そのアペラシオンを名乗ることができないAOCの規制にいつしか嫌気が差していった。アセオの真の望みはAOCが許可する以上に革新的になることだったのだ。

 

1996年,その思いはワインメーカーとしての理想を追うことができる偉大なテロワールの探求へと駆り立たせ,彼は遂にフランスを離れることを決意。1年以上を費やし,南アフリカからレバノン,チリ,アルゼンチンなど世界中の産地を訪れて,新天地を探し求めたアセオですが,彼の納得行く土地は見つかりませんでした。

1998年,アメリカに渡ったアセオは,ナパやモントレー,サンタ・バーバラなどを見て回ります。しかし,それでも彼の情熱を満たす場所はありませんでした。ところがパソ・ロブレスを訪れた時,シャトーヌフを連想させる北風とフランスを想わせる植物や木々を見て感激し,この地に骨をうずめることを決断したのです。さらに彼は,パソ・ロブレスでも60箇所の土地を見て,遂に理想の場所を見つけると127エーカーの畑を購入。その約半分の56エーカーに葡萄を植え,「冒険」を意味するフランス語「ラヴァンチュール」の名でワインを造り始めたのです。

ラヴァンチュール、3つの旗艦キュヴェ

 Us-361 ラヴァンチュール、エステイト キュヴェ 2006

 Us-363 ラヴァンチュール、エステイト コータ・コート 2006

 Us-365 ラヴァンチュール、エステイト カベルネソーヴィニォン 2007


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