WineList 【 Us-3310 】

Anthill Farms
唯一の白ワイン 。州最古のシャルドネ!

 

3人とも日中は別のワイナリーの醸造家として働いている。
アントヒル・ファームズとしてのワイン造りは深夜に及ぶことも少なくない。
夜中の3時に圧搾を始め
それが終わるまでセラーのパレットの上で仮眠をとったことも・・・
その昼夜の別なく懸命に働く様や、醸造タンクに3人が集う様は
ブドウに群がるアリのようとも形容され
ワイナリー名とラベルのシンボルになっている。

 


アントヒル・ファームズ ワイナリー
ピュー ヴィンヤード 2016 シャルドネ
ルッシアン・リヴァー・ヴァレー

Anthill Farms Winery
Peugh Vineyard 2016 Chardonnay
Russian River Valley


産地 : カリフォルニア州、ルッシアン・リヴァー・ヴァレーAVA
生産者 : アントヒル ファームズ ワイナリー
(Anthony Filiberti, David Low and Webster Marquez)
醸造責任者 : Anthony Filiberti, David Low and Webster Marquez 
設立 : 2004年
品種 : シャルドネ100%
樹齢 : 約70年
醸造 : アルコール発酵にはプラスティック製の開放型の発酵槽を用いる。一部のブドウは除硬せず、自然酵母のみで発酵を行う。熟成に用いるバリックは全てフレンチオーク。新樽率は畑やヴィンテージによって異なるが、10-40%と低い。
熟成期間 : バリック14-15ヶ月
アルコール度 : 14.1%
容量 : 750ml
平均生産量 : 本
タイプ : 白ワイン。 辛口
: 栽培方法はサステイナブル・アグリカルチャー(セリーズ・ヴィンヤードとコンプチ・リッジ・ヴィンヤードはビオディナミ)
 

ロシアン・リヴァー・ヴァレーの真ん中、サンタ・ローザの北西郊外の平地に広がる畑。1940年代初頭に植樹とされており、この州最古のシャルドネ。
キャンベル・ランチ・ヴィンヤードとピータース・ヴィンヤードのブレンド。
チェリーやカシス、ブラックベリーのアロマにスモークやリコリスのヒント。フローラルで肉厚な果実は非常にピュア。しなやかな味わいはエレガントで香り高く、エキスが凝縮しているが、驚くほど軽やかなタッチも備えている。

「リッチでしなやか、とてもきめ細やかに作られている。70年もの樹齢が普通ではない強さをワインに与えており、アプリコット、乾燥ナシ、カモミールとドライフラワーのノートにより上質な品質をはっきりと感じる事が出来る」byアントニオ・ガローニ

 

   

 

「上手くいくはずがない」―ピノ・ノワールを愛する3人の若者が、共同でワイナリーを立ち上げる際、皆が口を揃えたそうだ。潤沢な資金はなく、畑も醸造施設も持たず、設立者は駆け出しの醸造家が3人という前代未聞のワイナリー、アントヒル・ファームズ。
しかし人々の予想とは裏腹に、初ヴィンテージの2004年から間もなく、彼らのワインは他のカリフォルニアのピノ・ノワールとは一線を画すそのエレガントなキャラクターと高いクオリティで、多くのワイン関係者や愛好家を魅了した。世界的なワイン評論家ステファン・タンザーは「見守るべきワイナリー」と評し、ブルゴーニュ評論の権威アラン・メドーは彼らのワインを手に入れるためにメーリングリストへの登録を勧めた。また、この突如として現れたこの新星ワインをフレンチ・ランドリーをはじめとするトップクラスのレストランがこぞって求めた。彼らの確固たるビジョンから生まれたピノ・ノワールは熱狂を持って受け入れられたのである。

彼ら、アンソニー・フィリベルティ、デイヴィッド・ロウ、そしてウェブスター・マルケスの3人は、ウィリアム・セリエムでワイン造りを学んだ2003年に出会った。当時、アンソニーとデイヴィッドは30歳、ウェブスターは24歳だった。彼らは互いに味覚や理想とするワインが似ていたことで意気投合。3人で共にワイナリーを設立する夢を語り合い、ウィリアム・セリエムでの収穫が終わるとすぐにその方法を模索した。

目指すワインは最初から決まっていた。冷涼な気候のノース・コーストの様々な畑から、表情豊かでエレガント、そしてなにより美味しいピノ・ノワールを造りたい。彼らはまず、ソノマの北に位置するアンダーソン・ヴァレーで畑を探し歩いた。だが、ただこの地のピノ・ノワールが手に入れば良い訳ではない。周囲の畑とは違う特徴を持った、彼らの言葉を借りると「自分たちに語りかけてくるような」畑を求めていた。彼らには若さ故の行動力だけではなく、畑のテロワールを見極める才能があった。また、時には気難しい栽培家に好まれる何かも持ち合わせていた。それは例えば、ワイン造りへの情熱、謙虚さ、将来性といえるかもしれない。様々な出会いを通じてたどり着いたのは、ブーンヴィルの町を見下ろす丘にあるアビー・ハリス・ヴィンヤードとデムス・ヴィンヤードだった。彼らはこのふたつの単一畑から数樽のワインを2004年に初めて手掛けた。醸造施設は、デイヴィッドが働くソノマのパパピエトロ・ペリーが無償で提供してくれた。

「畑の世話は最大限に、醸造で手を加えるのは最低限に」をモットーとするワイン造りでは、各畑のキャラクターを引き出すための非常に細やかな配慮がなされている。栽培ではサステイナブル・アグリカルチャーを採用。一部の畑ではビオディナミも導入されている。醸造においては、部分的にブドウを除硬せず、開放型の発酵槽を用いて自然酵母のみで発酵を行い、熟成に用いるフレンチオークのバリックの新樽率は10-40%と低い。ワインをタンクから移動させる際はポンプを使わず、清澄もろ過も行わず瓶詰めされる。このクラシックな造りから生まれる彼らのピノ・ノワールは、上質なブルゴーニュと見紛う優美さと繊細さを備えている。

設立から10年近くかけ、慎ましいサイズながらも少しずつ畑を増やし、現在ではメンドシーノ・カウンティとソノマ・カウンティの4つのアペラシオンでワインを手掛けるようになった。生産量は格段に増えたが、それでも入手困難な生産者のリストに名が挙がる。年を追うごとに彼らのワインは洗練に洗練を重ね、2011年には、ワイン・アンド・スピリッツ誌で、カリフォルニアのフラワーズやフランスのルフレーヴ、ギガルと並び、世界のトップ100ワイナリーのひとつに選ばれている。

 

アントヒル・ファームズ・ワイナリーのワイン

  Us-3310 ピュー・ヴィンヤード シャルドネ

  Us-3312 ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー

  Us-3315 ピノ・ノワール アビィ・ハリス・ヴィンヤード


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