WineList 【 Us-325 】

過去に5回も100点を獲得した
カルトなワイン
“ シネ・クア・ノン ”

[シラー2005ヴィンテージへのワイン・アドヴォケートの評価]

[Wine Advocate # 177 Jun 2008]
Atlantis"Fe2O3-1"Syrah 2005…
100点

[ロバート・パーカーのコメント要約]

2005年のグルナッシュ・アトランティスは、私にヴィーニュ・ジュリエンヌのシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴのカリフォルニア・バージョンだと思わせた。
驚異的にピュアなワイン。カンフル、カンゾウ、キルシュリキュール黒いフルーツの豊富なキャラクターの衝撃的な香り。切れ目のない高揚したアロマティック、酸、樹のニュアンス。タンニンとアルコールの幾重にも重なる層の味わいの要素は現代の伝説である。
その特別な力強さと豊かさがあるにもかかわらずエレガントさとフレッシュ感もワインに交わっている。

完璧な2005年のシラー・アトランティスはブルーベリー、ブラックベリー、お香や黒鉛の香りを織り交ぜた花のようなアロマがグラスから急上昇する。けれどもクランクルはとても大きく最も濃縮したシラーにはしなかったがこれは最もニュアンスがあるエレガントで不可雑なワインのうちの1つである。
多くのカリフォルニアのシラーと比較するとフルボディで口の中の広がりがあるがエレガントで繊細も備えている。それでもその強さは腰を抜かすほどでありフィニッシュは1分以上も続く。

私自身が理解できているかどうかはわからないがしかしどうやらナンセンスな事を言う派閥が"低収量である事"だけを買いかぶっているようだ。勿論、収量を気にせず工業的に葡萄を栽培する農家や畑の管理をしていないか損得だけを考えているワイナリーを悪者にしてそれ(低収量=良)をもっともらしく主張しているのだが。
私の30年の経験則からも最も低い収量の畑が最も面白いワインを産みだす傾向にあることはいつも提唱している。
シネ・クア・ノンはここ10年に渡り、世界中で最も偉大なワイナリーのうちの1つとなったそしてそうなった1つの理由が"低収量"である。

この究極のガレージワインを産み出す裏通りの倉庫は映画マッドマックスの舞台装置のように見える。しかしこの中には夢の不老不死の薬がある。クランクルはすでに高い名声を得たのにもかかわらずこの潤沢でピュアそして濃度のある個性をそのままに更により多くのニュアンスと複雑性を微調整しながら組み入れ続けている。私はますますオーストラリアやアメリカ、南アメリカ、その他ニューワールドからマンフレッド・クランクルのワイン以上に素晴らしくより複雑で説得力のあるワインは出てこないと確信している。

1年間は驚異的なテイスティング(2005年のボルドーやこれから試飲する2007の南ローヌ)でいっぱいだがその中でもヴェントゥーラ(シネクアノンの所在地)の裏路地に佇むいわゆる「garage d'or」での試飲は、万里の長城の横でテイスティング・ディナーを行う位のイベントである。

過去に5回パーカーより100点を獲得しており
アメリカの国内市場では顧客名簿を通してのみの販売となり
名簿に登録してもかなりの順番待ちを余儀なくされるという
超入手困難なワインとなってしまった
“シネ・クア・ノン ”が入荷しました。
今回、シラーの100点で6度目の満点ワイン蔵となりました

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蝋の封印

シネ・クア・ノン
アトランティス Fe203 シラー

Sine Qua Non
Atlantis "Fe2O3-1"
Syrah 2005

生産地 : カリフォルニア、セントラルコースト
生産者 : マンフレッド・クランクル
ワインメーカー : マンフレッド・クランクル
ブドウ品種 : シラー93% グルナッシュ5% ヴィオニエ2%
熟成 : 64%新樽(90%フレンチオーク、10%アメリカンオーク)336%使用樽(1〜3回)にて21ヶ月半熟成。
瓶詰 : 2007年8月1日に瓶詰めを行い、2008年4月1日にリリース。
アルコール度 : 15.3%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン、フルボディ

[Wine Advocate #172(2007年8月)よりロバート・パーカーのコメント]
(シラー・グルナッシュともに下記文章掲載)

何度も繰り返すが、これらのワインを解析する事は難解である。
そして私はこれらのワインが独特であり何故他のカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてこれほど偉大なのかを理解し始めたと思う。要するに、その偉大さは信じられない程の才能と細心のハードワークである。マンフレッド・クランクルが狂った様に畑仕事やワイン造りに力を注ぐかそうでないかであり特別な才能に加え、謙遜や超一流の葡萄畑こそがこれらのワインが非常に特別である理由の基礎を築いていると私は信じている。

 

2005ヴィンテージ「シラー」のラヴェルは3種類

Atlantis Fe2O3-1a

Atlantis Fe2O3-1b

Atlantis Fe2O3-1c

3種類のラヴェルですが、中身は同じです。

シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。

ワイン名のシネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですがオーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。

1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインを毎年替え同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えており、二度と同じワインは造りません。

各ワインにはユーモラスな名前をつけており
過去には"Against the Wall"(壁に対して)"、"Other Hand"(別の手)"
"Impostor Mc Coy "(ペテン師野郎マッコイ)等があります。

それだけ毎年違うワインを造り続けながらも過去にロバート・パーカーから5度も100点満点を獲得しております。
そして、2005ヴィンテージのワイン名は“Atlantis "Fe2O3" アトランティスFe2O3”。ラベルのデザインは荒廃したゴーストタウンに佇む廃墟となった工場の写真です。

マンフレッド・クランクルは今回のラベルデザインについてこう語ります。

『ドイツの詩人のハイネは「物事を正しく見れば、どんな物でも美しく見える」と言った。トム・ウェイツは壊れた楽器だけを集めたバンドで作ったアルバムに「美しい病」と名付けた。
殴られて出来た青アザだって見方によってはお洒落な模様に見えるだろ?
妻と子供がバカンスに出かけて留守番をしていた時暇つぶしにゴーストタウンに趣味の写真を撮りにいったんだ。有刺鉄線が張ってあり立ち入り禁止になっていたが気にせずにね。
そこに広がる景色はまるでNASAのサイトに出てきそうな風景が広がっていたんだ。そこに火星人が出てきてもおかしくない雰囲気にわくわくしたよ。
撮れた写真はどれも実物で見るより色が鮮明で魅力的な写真だよ。1000年後の人がこの写真を見たらどう思うだろう?
きっと俺が想像する滅亡した古代アトランティスの様に感じるんじゃないかな。
だからこの写真にアトランティスという名前を付け、Fe2O3(鉄錆の元素組成)としたんだ。
GrenacheSyrahには各3種類ずつのラベルがあるが中身は同じ。だけど写真で選びやすい様に1a、1b、1c、2a、2b、2cと名付けたんだ。』

と。

 [過去にパーカー100点獲得ワイン]
● 2003 The Inaugural (Syrah)…Wine Advocate # 172
● 2000 Suey TBA (100% Botrytised Roussanne)…Wine Advocate # 154
● 2004 Poker Face (Syrah)…Wine Advocate # 172
● 2004 Mr K The Strawman Vin de Paille (Semillon)…Wine Advocate # 172
● 2002 Just For The Love Of It (Syrah)…Wine Advocate # 154

 

Atlantis“Fe2O3-2a” Grenche 2005

Atlantis Fe023_2a

Atlantis Fe023_2b

Atlantis Fe023_2c

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