避暑地のワイン

　

美しいレマン湖の北東に位置するヴォー州、デザレィという地区は、スイスで最も有名、且つ最も素晴らしいワイン生産地区です。生産量の95%がシャスラ種から造られる白ワイン。残りがピノ・ノワール種とガメィ種のワインとなります。

そのデザレィに醸造所を持ち、ワイン品質向上のための努力を惜しみなく行っている生産者が、ジャン＆ピエール・テチュです。デザレィのブドウ栽培地区の中心地に位置しており、最も名声を博しているスイスのワイン生産者の一つです。

テチュ家は、今から450年以上前に設立され、13世代にわたって受け継がれています。ワイン市場での評判は常に高く、スイスワインの名門と呼ぶに相応しいドメーヌであり、７０種類以上のワインを取り扱うセールス・エージェントです。　

産地 ： スイス、ヴォー州、ラヴォー地区
格付け　：　ペイ・デ・ヴォーA.O.C
生産者 ： ジャン＆ピエール・テチュ社
品種 ： ピノ・ノワール１００％
アルコール度 ： １２．５％
容量 ： ７５０ml　
タイプ　：　赤ワイン。　ライト〜ミディアムボディ
標準小売価格　：　４，０９５円

色は非常に淡い小豆色。アロマは赤いベリー類を思わせます。非常に洗練された、円やかなワインで、堂々たる存在感と絹のような滑らかさを併せ持っています。

避暑地のワインですので、立地に恵まれた産地のピノ・ノワールとは趣が異なります。色からロゼワインを連想する感覚でお召し上がりください。サービス温度もアロマティックなロゼと同等に少し低めの12℃〜13℃くらいをお薦めします。
チーズフォンデュはもちろんのこと、「おでん」などの色のついたスープの鍋料理にも合います。

　

　スイス、デザレィ地区：
スイスを代表するワイン産地"デザレィ"のブドウ畑は，レマン湖畔の北東部に面した斜面が拡っています。テラス状に拡がるデザレィのブドウ畑は、「太陽」と、「熱を蓄積する石垣の熱」、そして「鏡のように太陽の光を反射するレマン湖」の恩恵に浴し、極めてワイン造りに適った土地柄とされています。年間の日照時間は1,800時間。＜ラヴォーには3つの太陽がある・・・＞と言われているように、ブドウ樹は夜間も、太陽の日射に加えて、湖からの反射光、そして石垣に蓄えられた熱を享受しています。その結果、ラヴォー地区で造られるワインは、より芳醇でコクがあり、フルーティーさが際立っています。