よねづる
『 米 鶴 』

米鶴酒造株式会社

山形県東置賜郡高畠町仁井宿1076
杜氏:須貝 智


JS-017


720ml 詰
1本箱入り
\3,150.
在庫 1本

米 鶴
高畠産 『亀の尾』・純米大吟醸


原材料名 : 米・米糀
原料米 : 亀の尾100%
酒米産地 : 山形県東置賜郡高畠町二井宿
酒米耕作者 : 高畠町酒米研究会(含・蔵人)
精米歩合 : 50%
アルコール分 : 15度
使用酵母 : 協会系10号酵母
日本酒度 : +3.0
酸度 : 1.4
詰口年月 : 平成17年5月
(平成16酒造年度酒) 

幻の名品種「亀の尾」は明治後期から昭和初期まで全国で広く作付けされました。米鶴は正当な種籾を入手し蔵人自ら地場で栽培し復活させ、純米大吟醸として寒仕込みしました。やや華やいだ香りと素直な柔らかさが特徴のお酒です。

 
幻の米「亀の尾」について
 原産及び育成年次 : 山形県 明治26年
 
選出育成者 : 阿部 亀治
 山形県東田川郡大和村大字小出新田
「亀の尾」は、山形県大和村の阿部亀治が明治26年に東田川郡立矢沢村産の冷立稲を栽培したところ、気候冷涼のため殆ど収穫皆無の中に一株だけ(或いは数本ともいう)被害がなく、ほぼ完全に結実しているのを発見し、抜穂して系統分離の後、一品種としました。
 当初は新坊と名付けられましたが、後に「亀の尾」と命名されてから広く他県にも栽培されるようになり、大正末期には全国の作付け面積が約二十万町歩にも及び、「神力」「愛国」と共に本邦三大品種の一つに数えられ、酒米としても確固たる地位を築きました。山形県で作付け面積が一万町歩を越えたのは、明治35・6年頃から昭和3年までの凡そ三十年間と推定され、昭和二年に至る二十年間は山形県水稲の王座を占めた名品種です。
 昭和に入り、病気や倒伏に強い優良品種が相次いで出現すると「亀の尾」の作付け面積は急激に落ち込み、戦時体制の国策で多収穫型に切り替えられ、以後殆ど姿を消してしまい、不世出の名品種といわれた【亀の尾」も今では幻の米となってしまいました。