加藤嘉八郎酒造株式会社
山形県鶴岡市大山3ー1ー38 杜氏:志田 潔(大山杜氏)
「大山」の酒造りにおいて特筆すべきことの一つは、醸造装置を独自開発したことです。 継続時間および強弱・速度を自在に制御できる日本で始めての自動櫂入れ(醪攪拌)装置や、自然対流には理想的な半球底になっている発酵装置、労働条件に左右されない細やかな手入れの出来る製麹装置など。これにより酒質を安定させ、誤差の少ない精度の高い酒造りが可能となり、その精度は、この機器が他の有力蔵元にも導入されていることでもわかります。 機械反復的で重労働な部分は機械に任せ、人間の感性や積み重ねた経験に頼る部分は人の手に残し、麹や醪と対話しながらリアルタイムに発酵を管理する。 気品ある吟醸香、キレよく、調和して美しさを感じさせる理想の味わいを追求し、常に前進し続けています。
大吟醸のモロミを「槽ふね」と呼ばれる伝統的な搾り機で、圧力をかけずに自然に出てきた雫だけを瓶に詰めた大吟醸酒。
【日本名門酒会】の大吟醸『雫酒』シリーズは、できあがった大吟醸のモロミに圧力を加えず、自然のまましたたり落ちる雫だけを贅沢に集めました。 雫酒はその造り方で「斗瓶取り雫酒」、「袋取り雫酒」、「槽掛け雫酒」の3種類があります。