ブラス家はドウロで何世代にも亘ってワイン造りに携わっていた名家。
ブラスのロゴになっているのは現オーナーの祖父によるサイン。
彼はドウロ地区においてポートワイン産業への貢献が認められ尊敬を集めていた人物で、ブラスは彼らの名前であり誇るべきブランド名になっています。
世界最古の原産地呼称管理法は1756年、ポートワインのために誕生しました。
当時既に世界的な評判を得ていたポートワインの品質を守るために設立され、そのワイン産地としての境界線はこういった石碑によって示されていました。
なんとブラス家が所有する畑にはその石碑が実存。
原産地呼称管理法施行の2年後、1758年に設置されたものです。
彼らの畑がいかに古くから存在している、貴重な遺産であるかを物語っています。
ブドウ栽培の歴史を13世紀にまでさかのぼることが可能なブラスの自社畑では、
ポルトガルならではの土着品種の混植が残されています。
その種類は実に約50種。さらにそれぞれが樹齢80年以上という貴重な古木ばかり(一部若い区画は20年以上もあります)。
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