イル・ヴァレンティアーノ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
カンポ・ディ・マルツォ
iL
Valentiano
2009 Brunello di Montalcino DOCG
Campo di Marzo
産地:イタリア、トスカーナ州(9)
格付け: ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG
生産者: ファビアーノ・チャッチ(オーナー)
コンサルタント : パオロ・バガッジーニ氏
品種: サンジョヴェーゼ100%
栽培 : ロッカ・インテグラータ(農薬等の化学薬品の使用を出来るだけ控え、自然環境への負担を抑えた栽培法)。除草剤や殺虫剤など化学薬品は使わず、畑の下草は刈り取り、そのまま自然の肥料として用いている他、カビ病に対しては硫黄や銅などの自然由来の調剤で予防的な対応を行っている。また、害虫にはそれに敵対する昆虫を畑に住まわせていることで対処している。長年チャッチ家が培ってきた農家的なアプローチと、生物学者である妻のヴァレンティーナのアカデミックなアプローチを統合した独自の手法を実践している。
醸造 : 9月下旬から10月初旬に収穫。12度で3日間プレ・マセラシオンの後、28度以下で温度管理しながらステンレスタンクで約3週間醸造。その後0.8気圧の空気圧式のプレス機でゆっくりとプレスすることで得られたピュアなワインのみをタンクに移して22度で温度管理しつつマロラクティック発酵も行う。熟成にはフレンチオークの大樽(1600L)を使用し、36ヶ月。
アルコール度 : 14.5%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ。
: ビオデナミ(認証あり)
評価 : デキャンター誌 17.5P
ラズベリーやチェリーなど赤系果実のエレガントなアロマに、ほのかなバニラやスパイスのニュアンス。しなやかで流れるような味わいにはモンタルチーノの南西地区の魅力が素直に表現されており、日照豊かな南向き斜面が育む充実した果実感と、高い標高の畑の涼やかな気候がもたらす緊張感を備えている。
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