Wine List 【 In-11 】

5つ星ホテルの希望で生まれた
インド初のリースリング

 

《リースリング誕生までの経緯》 インドの5つ星ホテル,JWマリオット・ホテルやインターコンチネンタル・ホテルからの「ハイ・クオリティ,かつお手頃価格のインド産リースリングを・・・」という切実な要望で生産が決定。彼らの求めるものとは,インド料理と一緒に紹介できるアロマティックで繊細な白ワイン。そこで,リースリングのエキスパート,ステュアート・ビゴット(*)がワイナリーを訪れ,一部の区画において昼夜の温度差が大きいことを利用してリースリングを植樹することを提案し,リースリングの醸造が始まった。ファースト・ヴィンテージの醸造は180ケースのみ。また,スラの醸造家であるAjoy Shaw アジョイ・ショーは試行錯誤の結果,オフ・ドライでアルコール度数が10%というスタイルを生み出し,インドにおけるリースリング・ワインの普及を可能にした。現在,JWマリオット,インターコンチネンタル・ホテル(5つ星)内のレストラン,ムンバイにある有名なインド料理レストラン「カイバル」,全国チェーンの高級イタリアン・レストラン「スパゲッティ・キッチン」,全国チェーンの高級オリエンタル・レストラン「メインランド・チャイナ」でサーヴィスされている。


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スーラ・ヴィンヤード、リースリング

Sula Vineyards. 2021 Riesling

産国

インド、マハラストラ州ナシク地区

生産者

スーラ・ヴィンヤード
オーナー:ラジーブ・サマント氏

醸造責任者

ケリー・ダムスキー氏

品種

リースリング種100%

栽培面積

約4 ha

醸造

タンク醗酵

アルコール度

11.0度

容量

750ml

生産本数

11,500本

スクリュー・キャップ

タイプ

白ワイン。オフ・ドライ

サービス

8℃〜11℃。 now 〜 2030

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

12月から2月にかけて昼夜の温度差が大きいため,ブドウがよく成熟し,ワインに素晴らしい酸がもたらされる。ブドウの糖分が約20ブリックス(=ドイツのモーゼル・ワインのアウスレーゼの規定糖度に合致する数値)になった時を見計らい,手摘みで収穫。繊細なアロマを抽出するために,また,フェノールは抽出しすぎないよう,除梗せず房ごと優しく圧搾。その後,果汁を6度に冷やし(スキン・コンタクトは行わない),ステンレス・タンクで15-20日間発酵(マロラクティック発酵なし)。引き続きステンレス・タンクで熟成させ,ブレンド後たんぱく質を除去するために最小限の清澄を行い,軽いろ過の後,瓶詰め。
ワインはバランスが良く,青リンゴやグレープフルーツ,桃や蜂蜜のヒントがあり,甘味と酸味のバランスが取れており,インド,タイ,中華料理など幅広い料理とペアリングが可能。インド初のリースリング。サーヴィスは6-8度。
 

 

スラ・ヴィンヤーズは、インド西部の都市ムンバイ(ボンベイ)から180キロ北東に離れたナシクの町に位置する。ここは海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候を享受し、我々の想像とは全く逆にブドウ栽培にうってつけの土壌が広がる。地質調査でこれに気付いたラジーブ・サマントは、ソノマの著名なワイン・コンサルタント、ケリー・ダムスキーをワイナリーの総コンサルタントに招聘。1997年にソーヴィニヨン・ブランとシュナン・ブランを植樹,2000年に初めてのワインが誕生した。世界を震撼させるインド・ワイン造りへの挑戦は,ここから始まったのである。「ワインは畑から・・・」の哲学を持つダムスキー氏の指導の下、現在では、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーといった品種が、環境保全型農業、堆肥の使用など有機的アプローチで栽培されている。また、インドで初めてワイナリーに空調システムを導入するなど,醸造・熟成も万全の管理で行われている。


ラジーブ・サマント氏

スタンフォード大学を卒業後、シリコン・バレーで敏腕ファイナンシャル・マネージャーとして活躍していたラジーブ・サマントが故郷のインドに戻り、1997年に創設したスラ・ヴィンヤーズのワインだ。驚くべきことに,今,スラ・ヴィンヤーズのワインはフランス、イタリア、イギリス、アメリカ、カナダといった古くからのワイン消費国に輸出され、伝統的なマーケットで大センセーションを巻き起こしている。

 しかしそれはインド・ワインという物珍しさからではない。超一流のワインのプロファッショナルたちに高く評価されていることが最大の理由だ。例えば,フランスでは、信じられないことに、アラン・デュカスの三ツ星レストラン<ルイ・キャーンズ/Louis XV(在モナコ)>にオン・リストされている。もちろん、インドいやアジア・ワインとして初めての快挙だ。また、フランス最高のワイン・ショップで,ワイン・マニアに絶大な人気を誇るパリのカリスマ・ワイン・ショップ<ラヴィニア>が、今、大々的にプロモーションしているのがこのスラ・ヴィンヤーズのインド・ワイン。加えて、あの『ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』までが、何度も誌面に掲載し,高く評価しているのである。

アメリカにおいては,『ワイン・スペクテーター』誌が5ページにわたってスラ・ヴィンヤーズを大々的に特集。映画監督フランシス・コッポラと俳優ロバート・デ・ニーロ,そしてロビン・ウィリアムスが共同経営するサンフランシスコで最も有名なレストラン<ルビコン>でもサーヴィスされている。そして,この<ルビコン>のワインを管理するのは、1988年にパリで開催されたフランス・ワイン世界ソムリエ・コンテストでアメリカ人として初めて優勝したラリー・ストーン氏とくれば、スラ・ヴィンヤーズのワインの品質にはもはや疑いの余地はない。さらにイタリアでは,なんと、あのバルバレスコの巨人、アンジェロ・ガイアが妻と共に経営する輸入流通会社が,イタリアにこのインド・ワインを輸入,紹介したというから驚きを禁じえない。このようにスラ・ヴィンヤーズのワインは<世界に通用するアジア最高のワイン>として今、世界各国のワイン通を虜にしているのだ。もちろん、インド国内でも人気が大爆発、一躍マーケット・シェア第一のインド最高のワイナリーとなったのである。事実、NHKが1月28日から3夜連続で放映したNHKスペシャル「インドの衝撃」の番組中にも登場した。これだけの評判を聞けば、日本でワインに携わる者として、スラ・ヴィンヤーズのワインを味わってみたいと思うのは当然だろう。
(インポーターのリリース・シートより)


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