仲田のワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべきものだった。
周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げる。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエより「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受けた。
そして、
「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、
「天・地・人」が生まれた。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田。
現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されている。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得した。
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