カロの造るブドウはボランジェも惚れ込むほど,極めてクオリティの高いものなのだ。しかし,カロは自身のドメーヌ・シャンパーニュでも高い評価を得ている。
『アシェット』には毎年掲載される常連でもあるし,『メイユール・ヴァン・ド・フランス』においては,「クリュッグ・スタイルの熟成に値するシャンパーニュ!」とまでコメントされているほどだ。
コート・デ・ブランのシャルドネを主体に,安定感抜群でフィネスとエレガントさを兼ね備えたカロのシャンパーニュは,ドメーヌの元詰めシャンパーニュの年間総生産量は4万本前後しか造られないこともあり,毎年フランス国内の昔からの顧客を中心に直販され,国外に輸出されるのはごくわずか。
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