より育ちのよいパストゥーグランなら
ユベール・レニエを！

ドメーヌ・ユベール・レニエ
ブルゴーニュ・パストゥーグラン

Domaine Hubert Lignier
2002 Bourgogne Passetoutgrain A.C

産地 ： フランス、ブルゴーニュ、ブルゴーニュ・パストゥーグランAC
生産者 ： ユベール・ラミー
ブドウ品種 ： ガメィ、ピノ・ノワール
アルコール度　：　１２．０％

ブルゴーニュ・パストゥーグランのアペラシオンの規定では、使用ブドウ品種はガメィを主体にピノ・ノワールを１／３以上ブレンドすることが義務づけれれているわけですが、テクニカルデータがありませんので、はっきりしたことはわかりませんが、テースティングした感じでは、このＨ・リニエのパストゥーグランはどうもピノ・ノワールの比率が高そうです。
きれいな赤い果実、ブラックチェリーの色。ベリー系の果実、キャンディなどの香りとともにかすかに腐葉土の香りもあります。程よい酸味となめらかな口当たりで、フレッシュ、清々しさがあり、完熟したブラックベリーの味わいで、チャーミングで果実の美味しさを楽しめます。
モレというブルゴーニュの中では地味な存在の村で生まれた逸品のパストゥーグラン。気取らずに、生まれ、育ちの良さと造り手の真摯な気持ちが伝わってきます。

　Dm.ユベール・ラミーはグラン・クリュのクロ・ド・ラ・ロシュや村名のアペラシオンで数々の銘酒を送り出し、秀逸なドメーヌと言う評価が定着していますが、この名声の根底には、ユベールの子息で醸造責任者のロラン・リニエに負うところが大きいといいます。そのロランが2004年夏に急逝したといいます。
http://www.yomiuri.co.jp/wine/news_w/ne04080302.htm
つまり、ロランの手がけたワインはこの2002のヴィンテージが最後となったのです。

　

モレ・サン・ドニのシンボルは“狼”だそうで、Ｈ・リニエのワインのラベルにも狼が描かれているのは、このドメーヌがモレ・サンドニに所在することにほかならない。