シャンパーニュ地方の9世代続く造り手で、ヴィニエ家の歴史は1530年に遡る。20世紀初頭、ナタリーの祖父であるポール・ルブランは、父親のアンリ・ルブランから引き継いだ2ヘクタールの土地を所有した。ポールは、第一次世界大戦後にコート・デ・ブランで独立したブドウ栽培者になることを決心し、1931年にシャンパーニュ・ポール・ルブランを設立した。両親からドメーヌを引き継ぎヴィニエ家の9代目となったナタリーと兄弟のジャンは、ブドウ畑とセラーをナタリーが、ビジネス側をジャンが担当する。ナタリーの夫であるユベール・ソローは、エペルネーのル・クロ・ラベの生産者である。家族ぐるみの友人、セバスチャン・ニケルは醸造家で生物学者であり、1999年以降フランスの国内外でキャリアを積んできた。セバスチャン・ニケルの祖母の家族はセザンヌ周辺の土地を耕作し、1960年代にAOCシャンパーニュになった区画を所有していた。ナタリーとセバスチャンは、彼らの夢とビジョン実現のために人脈を構築していき、現在協力して事業を行っている。
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