Wine List 【 F-7828 】

ジョエル・ ロブションが愛し続けるシャンパーニュ
Bruno Paillard

シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンで、独立したメゾンとしては最も大きい規模を誇っています。
年間平均出荷量は45−50万本で、その80%が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。
創立当初からドザージュ量の最も低いメゾンの1つであり、近年は更に低く抑え、純粋な味わいを表現しています。1994年から畑の購入を始め、現在自社畑は30ha(内12haがグランクリュ、6haがプルミエクリュ)となり、必要なブドウの40%をまかなっています。自社畑は有機栽培を行い、除草剤も使用していません。土壌を大切に扱う事で、根は地層深くに伸び、素晴らしいミネラルの特徴をワインに与えています。
創立者・経営者であり、また実際に自らブレンドを行うブルーノ・パイヤールは、気候状況により使用するブドウの畑を選び(寒い年は南向きの畑のブドウを使用するなど)、又その年のブドウの品質に従いリザーヴワインの量を調節し(平均35%、最大50%)、毎年一貫した品質を保っています。

純粋でエレガントな味わいは美食の良いお供であり、ハウスシャンパーニュとして使用する有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションをはじめ、数多くの有名レストランでサーブされ、2010年は世界の422軒のミシュラン星付きレストランで愛飲されています。他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まりプロモーションをかけて売り出す現状において、真摯に最高品質を追求するブルーノ・パイヤールは異例とも言える貴重な存在でしょう。

 

そのパイヤールから非発泡ワイン
Coteaux Champenois
垂直3ヴィンテージ日本初上陸

 

 

 

 

ブルーノ・パイヤール
ル・メニル コトー・シャンプノワ 750ml 白

Bruno Paillard.
2008 & 2009 & 2010
Le Mesnil Coteaux Champenois 750ml


産地 : フランス、シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランス地区
格付け : コトー・シャンプノワAOC(グラン・クリュ:ル・メニル)
生産者 : ジャン・ラルマン家
ブドウ品種 :  シャルドネ100%
熟成 : 樽熟成
アルコール度 : 12.0%
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン、辛口(残糖:2g/L)
インポーター希望小売価格 :
 有機栽培

コトー・シャンプノワとは、フランス・シャンパーニュ地方で造られる非発泡の白ワインが名乗れるアペラシオン。シャンパンが造られるまでは、シャンパーニュ地方でも普通の非発泡のスティルワインが造られておりましたが、シャンパン・メソッドが確立以来、スティルワインは影をひそめておりました。
ブルーノ・パイヤールでは、近年ごく僅かながらこのスティルワインを造ってきました。今回、日本に輸入された3ヴィンテージは、おそらく日本初登場と思われます。
非常にレアな存在!

 

 

 

 

 シャンパンとしてのブルーノ・パイヤールの特徴

1.戦後唯一のメゾン
2.「ブルーノ・パイヤール」とは「ブランド名」、「創設者」、「現オーナー」であり、さらにブレンドも監督
3.常に最も純粋である最初のプレス≪一番搾り≫のみを使用 (ブドウ1kgあたり500cc)
4.シャンパーニュ地方のグランクリュ/プルミエクリュでとれた、最高品質のブドウのみ使用
5.シュールリー熟成期間が法定期間の3〜5倍のため、見事な熟成感と繊細さを持つエレガントなシャンパーニュに仕上がる
6.温暖化の影響をうけない定温/冷涼セラーで、発酵がゆっくりと進むため細かい泡が生まれる
7.ワイン本来の姿を大切に保つため、ドザージュは最低限に控える。
8.全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示

 
デゴルジュマン:2011年9月の表記の裏ラベル

 デゴルジュマン

「デゴルジュマン」とは、数年にわたる瓶内二次発酵で生じた澱を除去する作業です。この段階でドサージュが加えられ瓶口がコルクで閉められます。その際、ボトルを開けることが必要になり、少量ですが炭素ガスが失われ酸素がはいります。そのため、この日から新たに瓶熟が始まり、最終的には酸化していきます。これがデゴルジュマンの日付が大切な理由です。
ブルーノ・パイヤールがデゴルジュマンの日付をボトルに明記し始めたのは1985年です。デゴルジュマンはシャンパーニュにとって外科手術のようなもので、施した後はセラーでしっかり休ませ回復させる必要があります。デゴルジュマン後に始まる新らたな熟成で、ワインは以下のように発展していきます。
第1世代:フルーティーな爽やかさを持つアロマ。
第2世代:フローラル。果実より、花を感じさせるブーケ(ワインが成長している証拠)を帯びてきます。
第3世代:複雑なスパイス。
第4世代:トーストのような香ばしい香り。
第5世代:フルーツの砂糖漬けの香りです。
年とともに様々な香りのニュアンスが累積され層になって表れることで、ワインはより複雑さを増していきます。色合いは濃さを増していきますが、泡はとても細かいままです。シャンパンは時間がたっても熟成しないといわれますが、偉大なシャンパンは時間とともに成長していくものです。よりフレッシュな味わい素晴らしいですが、熟成された味わいもまた格別です。

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