Wine List 【 F-7827 】

『これ以上ない』
パイヤール最高峰のシャンパーニュ

1999 N.P.U. Nec Plus Ultra

 

N.P.U.( Nec Plus Ultra )は、ラテン語で文字通り「それ以上のものがない」ことを意味します。
当初より追求されてきた高い野心により生まれる情熱、つまりこれ以上ない最高峰のシャンパーニュを提供する、という思いを込めて造られました。
N.P.U.は偉大な収穫年にのみ生産されます。
80年代から培ってきた私達の“ノウ・ハウ”を発展させ、生産されたN.P.U.の初ヴィンテージは1990年で、2002年に発売されました。そして続く1995年、象徴的な1996年という異なる個性ながら卓越した3つのヴィンテージの後に発売するのがこの1999年です。1999 N.P.U.はよりクラシックな特徴が感じられます。

1999年は夏の水不足によりブドウ樹に強いストレスがかかりましたが、9月初旬になると、頻繁に少量の雨が降り、ブドウの熟成が着実に進んでゆきました。完璧に健康で、芳醇なアロマをもち合せたブドウを収穫することができ、長期熟成も楽しみなヴィンテージです。

 


 

 

ブルーノ・パイヤール
1999 ネック プリュ ウルトラ

Bruno Paillard
1999 Nec Plus Ultra ( N.P.U. )


産地 : フランス、シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランス地区
格付け : シャンパーニュ、グラン・クリュ
畑 : ブージー、ヴェルズネー、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェの4つの村のグランクリュ畑
生産者 : ブルーノ・パイヤール家
ブドウ品種 :  ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
醸造 : 第一次発酵を100%小樽で10ヶ月行います。この期間に各クリュは独自の個性を発展させ、またほのかなオークのアロマも加わります。続く2000年7月に、私たちは最良の42樽(21樽シャルドネ、21樽ピノ・ノワール)を選別し、ブレンドしました。第二次発酵は瓶詰め後すぐに始まり、室温10.5度のセラーで長い熟成期間に入ります。そしてデゴルジュマン後の“回復期間”を含めて、12年以上熟成されます。ドザージュ後は1年間セラーで安定させ、発売されます。
デゴルジュマン : 2012年1月
ドザージュ : 4g/L(エキストラ・ブリュット)
アルコール度 : 12.0%
容量 : 750ml
生産量 : 11,508本(750ml) 508本(1500ml) すべてナンバリング記載。
タイプ : シャンパーニュ・白、辛口
荷姿 : 1本箱入り
4543190148245
インポーター希望小売価格 : 36,180円
 有機栽培
評価 : 
★ワイン・スペクテーター93点 2013年11月30日・・とてもエレガントで、最適な泡沫が風味の中で広がり、良いキレのある酸と繊細なシルクのような質感。持続性のある、要素の織り込まれた味わいから、マルメロのペースト、ブラックカラント、ほんのり焼いたアーモンド、ドライ・パイナップル、フルール・ド・セル(塩の花)が表れる。
★ドイツのフード&ワイン最有力誌 Der Fein Schmecker主催による 2011年度 ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー 受賞!

1999 N.P.U.はこの卓越した味わいに到達するまで13年もの年月をかけています。グラスの中で少し開く時間をとっていただくと、潜在力が表れてくるでしょう。まず鮮やかな深い黄金色と、細かな泡沫を楽しんでください。そして目を閉じて細やかな音楽に耳を傾けてください。複合的で複雑なアロマがゆっくりと表れます。その後に、ゆっくりと味わいを楽しんで下さい。

 


 

 

Bruno Paillard
シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンで、独立したメゾンとしては最も大きい規模を誇っています。
年間平均出荷量は45−50万本で、その80%が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。
創立当初からドザージュ量の最も低いメゾンの1つであり、近年は更に低く抑え、純粋な味わいを表現しています。1994年から畑の購入を始め、現在自社畑は30ha(内12haがグランクリュ、6haがプルミエクリュ)となり、必要なブドウの40%をまかなっています。自社畑は有機栽培を行い、除草剤も使用していません。土壌を大切に扱う事で、根は地層深くに伸び、素晴らしいミネラルの特徴をワインに与えています。
創立者・経営者であり、また実際に自らブレンドを行うブルーノ・パイヤールは、気候状況により使用するブドウの畑を選び(寒い年は南向きの畑のブドウを使用するなど)、又その年のブドウの品質に従いリザーヴワインの量を調節し(平均35%、最大50%)、毎年一貫した品質を保っています。

純粋でエレガントな味わいは美食の良いお供であり、ハウスシャンパーニュとして使用する有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションをはじめ、数多くの有名レストランでサーブされ、2010年は世界の422軒のミシュラン星付きレストランで愛飲されています。他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まりプロモーションをかけて売り出す現状において、真摯に最高品質を追求するブルーノ・パイヤールは異例とも言える貴重な存在でしょう。

 

 ブルーノ・パイヤールの特徴

1.戦後唯一のメゾン
2.「ブルーノ・パイヤール」とは「ブランド名」、「創設者」、「現オーナー」であり、さらにブレンドも監督
3.常に最も純粋である最初のプレス≪一番搾り≫のみを使用 (ブドウ1kgあたり500cc)
4.シャンパーニュ地方のグランクリュ/プルミエクリュでとれた、最高品質のブドウのみ使用
5.シュールリー熟成期間が法定期間の3〜5倍のため、見事な熟成感と繊細さを持つエレガントなシャンパーニュに仕上がる
6.温暖化の影響をうけない定温/冷涼セラーで、発酵がゆっくりと進むため細かい泡が生まれる
7.ワイン本来の姿を大切に保つため、ドザージュは最低限に控える。
8.全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示

 

 デゴルジュマン

「デゴルジュマン」とは、数年にわたる瓶内二次発酵で生じた澱を除去する作業です。この段階でドサージュが加えられ瓶口がコルクで閉められます。その際、ボトルを開けることが必要になり、少量ですが炭素ガスが失われ酸素がはいります。そのため、この日から新たに瓶熟が始まり、最終的には酸化していきます。これがデゴルジュマンの日付が大切な理由です。
ブルーノ・パイヤールがデゴルジュマンの日付をボトルに明記し始めたのは1985年です。デゴルジュマンはシャンパーニュにとって外科手術のようなもので、施した後はセラーでしっかり休ませ回復させる必要があります。デゴルジュマン後に始まる新らたな熟成で、ワインは以下のように発展していきます。
第1世代:フルーティーな爽やかさを持つアロマ。
第2世代:フローラル。果実より、花を感じさせるブーケ(ワインが成長している証拠)を帯びてきます。
第3世代:複雑なスパイス。
第4世代:トーストのような香ばしい香り。
第5世代:フルーツの砂糖漬けの香りです。
年とともに様々な香りのニュアンスが累積され層になって表れることで、ワインはより複雑さを増していきます。色合いは濃さを増していきますが、泡はとても細かいままです。シャンパンは時間がたっても熟成しないといわれますが、偉大なシャンパンは時間とともに成長していくものです。よりフレッシュな味わい素晴らしいですが、熟成された味わいもまた格別です。

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