WineList 【 F-7785 】

世界の有名ワインメーカーたちが造り出す
“ザ・ワインメーカーズ・コレクション”
・・・・造り手によりワインは変わる・・・・
2005年担当はミシェル・ロラン

 

<プロジェクト・コンセプト>

「Ch.ペトリュス」オーナーのムエックス社がこれからのワイン造りの考えに大きな影響を与える面白いプロジェクト『ワインメーカーズ』を立ち上げた。
今まで同じ有名な造り手が、いろんな場所でワインを造っていたが、今度は逆に、さまざまな世界的に名の知られた造り手が同じ場所でワインを造れば非常に面白いことになるのでは、と考えた。料理の世界でも、ジョエル・ロブション、アラン・デュカス、ミシェル・ゲラールを呼んで、3名が同じ素材を使って、同じメニューの料理を作ったとしても、それぞれまったく違う味わいの料理が生まれるであろう。それと同様に「同じテロワール、同じぶどうを使っても造る人間が違えば、今までは考えられなかった違うワインが生まれるのではないか」と。

そこで、歴史あるメドックのシャトー・ダルザックで、ムエックス社が畑を確保し毎年違う造り手にすべてを任せてワインを造ってもらうというプロジェクトが始まった。
毎年の気候と、1年ずつ積み重ねられるぶどう樹の樹齢以外は、ぶどう品種も同じ、ぶどうの木も同じものを使って毎年異なる造り手がワインを造っていく。栽培や醸造、全体の管理も造り手にすべて任される。収量制限、剪定、収穫をいつやるのか、ブレンドなどすべて造り手が決め、独自のスタイルを一年間の中で決める。中には造り手によって使わない品種も出てくるであろう。それらすべてをその年に担当した醸造家が判断し同じ環境の中でワインを造るのである。

このワイン界でも初の試みの
初年度である2005年を担当するのは、世界的な名ワインメーカーである
ミシェル・ロラン
2006年はボルドー大学醸造学部教授で自らもシャトーを所有しワイン造りを行っている
ドゥニ・デュブルデュー
その次の年はイタリアの造り手が予定となっている。

2006、2007、2008年はどういう気候でどういうワインが出来るかわからないが、少なくとも2005年のミシェル・ロランはこれからの大きな基盤および基準となる。必ずや世界で大きな話題となることは間違いなく、将来恐らく注目度や希少性から、その価値も上がることは容易に想像ができる。

 

ワインメーカーズ・コレクション

  キュヴェ No1(2005Vnt) ミシェル・ロラン

  キュヴェ No2(2006Vnt) ドニ・デュブルドゥー

  キュヴェ N03(2007Vnt) アンドレア・フランケッティ


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ザ・ワインメーカーズ・コレクション
キュヴェ No1 ミシェル・ロラン

The Winemakers' Collection
2005 Cuvee No1 Michel Rolland


産地 : ボルドー、オー・メドック地区、Ch.ドーザックの一区画。
格付け : オー・メドックAC
生産者 : シャトー・ドーザック(ムエックス社)
醸造責任者 : ミシェル・ロラン
品種 : メルロ63%、カベルネ・ソーヴィニョン37%
畑 : 1973年に植樹。69ha、内13haがこのワイン用に選ばれています。
土壌 : 砂の混じる砂利
樹齢 : 14年
収量 : 37hl/ha
植樹密度 : 6,500本/ha
剪定 : ギヨー・ドゥーブルでグリーン・ハーヴェストをすべての区画で行っています。
醸造 : ぶどうは手摘みで、低収量です。2〜3週間ステンレスタンクでマセラシオンを行い、ポンピング・オーヴァーしています。温度は25−最高30度で管理。
熟成 : 18ヶ月熟成。
樽 : フランス産(新樽31%、1年31%、2年30%、3年8%)
澱引き : 春初期に1度 
清澄 : 卵白 
ろ過 : 瓶詰め前に行う 
瓶詰め : 2007年4月
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ

★パーカーポイント92−94点 2007年4月
ミッシェル・ロランは2005年という素晴しい年に選ばれた幸運な男で、ワインはクラシックな豊かさ、深み、スモーキーな特徴、クロフサスグリ、甘いチェリーの果実、驚くほど華麗な質感、程よい酸、高くそれでいて甘いタンニンが途切れなくフルに広がる。この素晴しいワインは卓越したボルドーのシャトーにもひけをとらず、ゆうに15年以上熟成するだろう。

 

 <ミシェル・ロランに迫る>

シャトー・ル・パンをシンデレラワインに仕立て上げ、さらに世界中の落ちぶれた数多くのワイナリーを復興させたワインメーカーの中でも世界的に有名な人物である。しかし、彼は映画「モンドヴィーノ」の中で、非常に批判された。それは、彼とパーカーの影響によって世界のワインが全部同じ味になっているのではないか?というものであった。しかし、それはとてもアンフェアーな批判である。

伝統的にワインの良さはテロワールの良さである。良いテロワールがあれば、良いワインが毎年造れる。といった様な考えをする人がいる。そうするとロマネコンティやラフィットのようなテロワールに恵まれたところはまったく問題がないが、そんなにテロワールに恵まれていないところは、そのようなワインに太刀打ちできないことになる。ミシェル・ロランのワイン業界に貢献したことは、歴史がなく、テロワールに恵まれず、ほとんど注目されていないワイナリーで素晴らしいテロワールのワインとは違った形の良いものを造れるようにしたことである。言い換えれば、昔から良いところは相変わらず昔の伝統と同じく良いものを造っているが、そんなに良いワインを造れないところが違うスタイルの良いワインを造れるようになった。それによってワインの世界が一つ広くなったのである。彼は、収量制限を施し、細かい畑の管理などを行った。もし彼によって伝統的なところがスタイルを変えたならば批判するに値するが、昔から良いワインを造っているところは相変わらず良いワインが造られているし、彼の影響によって今まで良いワインが造れなかったところが、良いワインを造れるようになったのもまた事実なのである。

ただそれは有名なところと違うスタイルのワインである。シャトー・ダルザックで今まで90点以上のワインは造られたことがないが、一気に92−94点のワインを造り上げた。造り手の卓越した手腕によって向上した高い品質こそがこのプロジェクトの興味深いことなのである。

 

シャトー・ダルザックのワイン

F-7787 ルバン・ブルー ダルザック
(シャトー・ダルザックのセカンド)

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