WineList 【 F-6235 】

どこか素朴な雰囲気が漂う、素直なおいしさを備えた
香り高いピノ・ノワール
古き良きブルゴーニュの面影を今なお残す

 


 

 

ドメーヌ フィリップ・ジャノ
2017 ブルゴーニュ 赤

Domaine Philippe Jeannot.
2017 Borgogne
AC Rouge

産国

フランス、ブルゴーニュ地方、

産地呼称

ブルゴーニュ A.O.C

ドメーヌの本拠地、サン・セルナン・デュ・プランの南東向き斜面

生産者

ヴァレリー & フィリップ・ジュノ夫妻

品種

ピノ・ノワール

樹齢

約40年

ヴィンテージ

2017

醸造

手作業で収穫。選果は収穫中とセラーの計2回。100%除硬し、果実の風味を全てに引き出すために、ステンレスタンクで6日間の低温浸漬を行う。自然酵母で10-14日間アルコール発酵を行った後、空気圧式のプレス機で低圧力で圧搾し、ワインをバリックで10-12ヶ月間熟成させる。

アルコール度

13度

容量

750ml

タイプ

赤ワイン、ミディアムボディ

自然派ワイン

リュット・レゾネ。殺虫剤などの薬剤の使用は最小限に抑えている。畝の間には緑を残し、除草剤ではなく機械で雑草を刈っている。健全でクオリティの高いブドウを得るため、グリーン・ハーヴェストや除葉を全ての区画で行う。

サービス

14℃〜16℃。

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

評価

畑はドメーヌの本拠地、サン・セルナン・デュ・プランの南東向き斜面にある。樹齢は約40年。瑞々しいイチゴやチェリーのアロマ。ピノ・ノワールの香り高さが素直なタッチで描かれた味わいには、甘酸っぱい赤系果実が染みわたる。

 

1995年に設立されたフィリップ・ジャノは、所在地こそ近隣のサン・セルナン・デュ・プランとなるが、サントネを中心にワインを手掛けるドメーヌである。
設立者のヴァレリーとフィリップ・ジャノ夫妻は、彼らの叔父の一人が運営する醸造所で醸造家として働きつつ、ワイン造りのノウハウを学び、少しずつ畑を買い足し、独立を果たした。現在では、所有畑は10haまで広がり、息子のカンタンもワイン造りに参加している。
栽培では土壌の自然なバランスを尊重し、リュット・レゾネを採用。殺虫剤などの薬剤の使用は最小限に抑え、畑の余分な雑草は除草剤ではなく草刈り機で除去する。また、収量制限のために、全ての区画でグリーン・ハーヴェストや除葉を実施している。健全でクオリティの高いブドウを得るためには、1年365日、畑仕事は欠かせないという。
 
行政区画上の県としてのコート・ドールの最南端の村となるサントネは、生産されるワインの85%が赤という、赤主体のアペラシオンである。かつての評価は今よりもはるかに高く、19世紀前半には現在の約1.5倍となる500ha近い畑からワインが造られ、ヨーロッパ各地で楽しまれていた。今日では、その栄光は忘れられがちだが、シャサーニュ・モンラッシェの丘陵から地続きの地勢や、コート・ド・ニュイに似た地層を持つサントネが、ブルゴーニュが誇るピノ・ノワールの銘醸地であることは疑いようがない。

マット・クレイマーは著書の中で、サントネはおいしい赤の産地であり、その価値は食事との相性での中ではかられるべきだと述べている。

 


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