WineList 【 F-609 】

Jaillance

古代からの“ディオワーズ製法”で生まれるクレマン
クレレット・ド・ディ

毎年様々なコンクールで受賞を果たし、
過去10年連続で『アシェット』誌にも掲載されるジャイアンスの
クレレット・ド・ディ。
シャンパーニュを凌駕するアロマが魅力。
また、『アシェット』誌でとりあげられたモダンなエチケットも注目。

 

ジャイアンス、 グランド トラディション
クレレット・ド・ディ 白・泡

Jaillance. Grande Tradition 2008
Clairette dr Die AC


産地 : フランス、コート・デュ・ローヌ。クレレット・ド・ディACクレマン
生産者 : ジャイアンス
品種 : ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン100%
醸造方法  :  ディオワーズ製法
アルコール度 : 7.0%
容量 : 750ml
タイプ : 発泡・白ワイン。 香り高いやや甘口 

輝きのある黄金色で、泡はエレガント。マンゴーやライチ、柑橘系のジャム、バラの香りがする。甘味と広がりのバランスが取れており、バラのアロマの持続が素晴しい。
食前酒、甘い料理にも塩のきいた料理にも、またチョコレートにも良く合う。サービス温度は良く冷やして5〜6℃で。

 

 

 受賞歴 : (ヴィンテージ2006)

 

2008年

フランス・グラン・ヴァン・コンクール 

銅メダル

2008年

国際ヴィナリー・コンクール

銀メダル

2008年

アマチュア審査員ワイン・コンクール

金メダルとトロフィー

2008年

国内ヴィナリー・コンクール

ヴィナリー賞

2008年

世界ミュスカ・コンクール 

銀メダル

2008年

世界スパークリング・ワイン・コンクール

金メダル&トップ10入り

 

 ジャイアンス Jaillance

■ 歴史
1950年アンリ・ボネを中心に、266のディー地区のブドウ栽培家たちは、ディーの共同組合に参加することを決心した。これが、ジャイアンスができるきっかけとなった第一の動きである。その後、クレーレット・ド・ディーを、まだ知られていない地域に広めようと試み、1975年に「クレールディー」という会社を創設した。何日もお店(ワイン・ショップなど)で試飲会を行い、クレーレット・ド・ディーのことやワイン自体を知ってもらおうと努力を重ねるうちに、このスパークリング・ワインはフランス中を魅了するようになった。そして2001年、会社名を「ジャイアンス」に改めた。ジャイアンスのワインの愛好者は年々増加し続けており、蔵に訪れ試飲をし、ワインを購入していくお客は年に120,000人近くにも及ぶ。
■ 土壌
ディー地区はドローム県、アルプス山脈の南西部のイーゼル川とドローム川に挟まれたヴェルコール山塊の南西に位置する。この地域はジュラ紀の片状泥灰土である黒土、粘土石灰岩質の土壌から構成されており、黒土は白ブドウの栽培に大変適している。更にここは、晴天に恵まれ(晴天日年間300日)、南からはプロヴァンス地方の暖かな空気が流れ込み、その暖かな空気が北のヴェルコール山塊の崖で停滞するようになっている。
畑は、フランスでも他に例を見ない高地にあり、しかも山脈に張り付くようにあるので、栽培作業は困難を極めるが、土壌的にも気候的にも、ブドウ栽培には非常に適った土地柄である。

 

 ディオワーズ製法

1)9、10月に手摘みされたブドウは選別、除梗をし、軽く破砕して圧搾する。その後清澄、濾過を施す。
2)圧搾された果汁をセメントタンクに入れ、冷却する。ここで、ブドウに含まれている自然酵母(土着酵母と呼ばれる)の活動によって第一次発酵が行われる。 この自然酵母が、土壌の特徴をワインに付ける。
3)途中まで発酵させた果汁(アルコール4〜5度)は"リキュール"を加えずにボトルに詰める。果汁はまだ糖と自然酵母をふくんだままなので、これらが瓶内で二次発酵をもたらす。ボトルに詰められた状態で、冷却した蔵で6〜12ヶ月寝かす。
4)第二次発酵後、ワインを出荷用ボトルに移し替え、澱は冷却濾過で取り除く。ここでも"リキュール・デクスペディション"は加えない。
−ディオワーズ製法ができたきっかけ−
ディオワーズ製法の歴史は非常に古く、紀元に遡るのだが、この製法が生まれたきっかけは次のように語られている・・・
ある農民がブドウの果汁が入ったいくつかの樽を冷やしたいと思い、急流に樽をつけておいた。何日か後、冬の寒さで果汁は凍ってしまい、それが溶けるには春の太陽を待たなければならなかった。
春が訪れ、果汁が溶けたのを見ると、何も添加していないのにフルーティーになっていて、発泡しているワインに彼は驚愕した。この低温醸造方法は、時の流れと共に栽培家や醸造家の中で賛美を浴びるようになっていき、これがディオワーズ製法と呼ばれるようになったのである。
酵母やリキュールなどの添加物を一切使わず、ブドウのみで発泡させるこの冷却発酵技術=ディオワーズ製法は、他の地域に伝わることはなく、ディー地区で守り継がれ、この地方の遺産、そして芸術となった。
−特徴−
この製法は、他の製法(シャンパーニュ製法、キューヴ・クローズ製法)には見られない、非常に独特なもので、シャンパーニュ製法で造られたものより顕著なアロマ(8〜10倍)を感じることができる。

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