30才のマキシム・マニョンはマコン出身で、ドミニク・ラフォンの下で研修を積んだ後、南フランスで畑を借りてワインを造り始めました。2002年のことで、2ヘクタールの畑でワインを造っています。山あいに広がる美しい眺めが大好きで、見ているとなぜか心が落ち着いたといいます。
農業学校で「ワイン造り」の基本を学んだ彼は、フィリップ・ヴァレット、ティエリー・アルマン、そしてジャック・セロスという早々たる顔ぶれに出会います。その後、目標としているこの醸造家たちにアドヴァイスを受けながら、めきめきと腕を磨いていきました。マキシムの心の中には、「いつかは自分も彼らの中も入りをするのだ」という情熱が静かにしかししっかりと湧いていたのです。
|