ヴィクトリア州
(Victoria）州都 ： メルボルン
（ ポート・フィリップ・ゾーン）
南緯３８度０７分、東経１４４度２２分
標高２０〜３５０ｍ
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ジーロング地区の主なワイナリー Austins Barrabool オースティン・バラボール Bannockburn Vinyard バノックバーン・ヴァインヤード Clyde Park クライド・パーク Idyll Vineyard アイディール・ヴァインヤード Innishfail Vineyards アイニッシュフェイル・ヴァインヤード Iramoo Plains イラモ・プレィンズ Kilgour Estate キルガー・エステイト Mount Anakie マウント・アナキィ Mount Dundeed マウント・ダンディード Red Rock レッド・ロック Scotchmans Hill スコッチマンズ・ヒル Spray Farm スプレィ・ファーム St Arnnes Winery セント・アネス・ワイナリー Staughton Vale Vinery ストーグトン・ヴェール・ヴィナリー Tarcoola Estate タコーラ・エステイト The Minya Winery ザ・ミーニャ・ワイナリー Waybourne Winery ウェイボーン・ワイナリー などがあります |
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メルボルンの南西部に隣接するように拓かれた地域.。ジーロングを有名にしたのは、品質でも生産量でもなく、フィロキセラでした。ブドウ樹を枯らしてしまう害虫とアメリカから世界中に広がったこの虫がオーストラリアで初めて発見されたのが1875年、このジーロングでした。当時のヴィクトリア州は最も多くワイン生産していた州で、中でもジーロングはその中心的産地でしたがフィロキセラの蔓延を恐れ、この地区のブドウ樹畑は強制的に閉鎖されてしまいました。その後80年間1970年初めまで商業用ワインは造られることはありませんでした。しかし、1966年からブドウの植樹が始まり、７０年代に産地として蘇ってからは、まず最高級のシャルドネとピノ・ノワールが造られ、シラーズとカベルネソーヴィニォンがそれに続きます。
アナキー
ベラリーン・ペニンシェラ
ムーラブール
ウォーン・ボンド
の小地区に分けられます
海洋性気候の影響を強く受け、ブドウ成熟期の気温と日照時間をみるとフランスのボルドーとブルゴーニュのほぼ中間にあたります。ブルゴーニュより気温が高く日照時間が長いのですが、秋が長く冷涼で、一般に乾燥した気候が、シャルドネとピノ・ノワールを毎年のように適度に熟成させてくれます。一方遅摘みのカベルネソーヴィニォンとシラーズは収穫期終わりの低温と雨の影響を受け、収穫量は低い事が多く、風と雨不足で葡萄の発育が妨げられることもあります。海洋性気候の影響を強く受けるベラリーン・ペニンシェラ小地区は、風と雨不足がさらに強いため、ピノ・ノワールとシャルドネの香味が強くなる傾向があるといいます。
