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アンティノーリの元醸造長で,テスタマッタを醸造した
天才エノロゴ
Alberto
ANTONINI
アルベルト・アントニーニ
この名前を知らないものはいないだろう。2003年のヴィネスポで発表され全世界に衝撃を与えたあのテスタマッタを醸造した天才エノロゴだ。
フィレンツェ大学とボルドー大学,そしてカリフォルニア大学デイヴィス校で醸造学を修め,数ヶ国語を自在に操るアントニーニは,1996年までアンティノーリで醸造長を務めていた。そして現在はフリーのエノロゴとして,ビービー・グラーツ,ラ・クエルチェ,ポッジオ・アル・テッソーロ(デディカート・ア・ウォルター),ポデーレ・サン・ルイジ(フィデンツィオ)といったイタリアのアジェンダのみならず,スペイン,チリ,アルゼンチン,カリフォルニア,オーストラリア,南アフリカなどにも活動の場を広げている。驚くべきことにカリフォルニアのオー・ボン・クリマも,今やアントニーニのコンサルタントを受けているのだからまさに世界を股に掛ける天才醸造家である。
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メンドーサのマルベックは一般的にフルボディで力強く、アルコールが高いというイメージが強いです。しかし、世界でも有数の高い標高にあるブドウ産地「メンドーサ」は本当にそのようなワインだけが生まれる産地なのでしょうか?
アルトス・アル・オルミガスの哲学は明確です。それはメンドーサのテロワールを表現するマルベックを造ること。
アンデスの麓に広がるメンドーサでも最も標高の高い産地であるウコ・ヴァレー。その中でも「グラン・クリュ」として知られる二つの場所が「グアルタジャリー」と「パラへ・アルタミラ」です。標高1,200mを超える、この二つの場所はブドウ栽培の常識であればブドウが育つか育たないかの場所に位置しています。厳しい環境にあるブドウの樹は標高の寒暖により、ブドウは素晴らしい熟度に到達します。更に、石灰岩の含有量が多くタイトでミネラリーな味わいを産む場所になります。
様々な魅力を要するテロワールの味わいを最大限に表現するため、どこよりも収穫は早く、自然酵母で発酵させ、新樽やバリックも使用しません。結果としてフレッシュでタイト、ミネラリーで酸の高い、本来のウコ・ヴァレーらしい味わいがあるのが特徴です。その姿は従来のアルゼンチン・マルベックとは全く異なり、冷涼地のシラーやピノ・ノワールを彷彿とさせる、本質を捉えたオリジナルな味わいです。
4/17
は世界マルベック・デー
フランス産カオールがイギリス市場で人気を博し、その後アルゼンチンに持ち込まれた品種マルベック。
そのサクセス・ストーリーは世界に対抗できる新たな品種として発展している。
州議会は1853年4月17日にブドウ栽培協会の立ち上げを承認しました。
その後アルゼンチン産ワインワイン協会は、今日のアルゼンチン産マルベックの成功を祝して2014年から【4月17日を世界マルベック・デーに制定】し、世界33以上の国と地域でアルゼンチン産マルベックをさらに盛り上げるべく、イベントが企画されるようになりました。
今や本家カオールを凌ぐ勢い!
成功を収めたアルゼンチンの
マルベック
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